げん‐ぺい【源平】
源氏と平氏。「—の合戦」 1 敵味方の二組に分かれること。敵と味方。「—試合」 2 《源氏は白旗、平氏は赤旗を用いたところから》白と赤。紅白。「—縞(じま)」「—餅(もち)」
げんぺいぬのびきのたき【源平布引滝】
浄瑠璃。時代物。五段。並木千柳(宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)の合作。寛延2年(1749)大坂竹本座初演。源平の合戦に取材し、三段目切(きり)の「実盛物語」が有名。
こうみょう‐ちょう【高名帳】
合戦で手柄を立てた者の名を書き留めた帳簿。
こ‐ぐち【虎口】
1 城郭や陣営などの最も要所にある出入り口。小口。「一人も助けてやらじものをと、—に立ってぞ待ちかけたる」〈謡・烏帽子折〉 2 合戦などで、最も重要な局面。また、極めて危険な戦い。〈日葡〉
ごう【合】
[音]ゴウ(ガフ)(呉) ガッ(慣) カッ(慣) コウ(カフ)(漢) [訓]あう あわす あわせる [学習漢字]2年 〈ゴウ〉 1 二つ以上のものがいっしょになる。あう。あわせる。「合計・合成...
さん‐ばばあ【三婆】
歌舞伎で、時代物の老母役のうち、最も至難とされる三役。「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の覚寿、「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」または「信州川中島合戦(しんしゅうかわ...
サンロマーノのたたかい【サンロマーノの戦い】
《原題、(イタリア)Battaglia di San Romano》ウッチェロの絵画。板にテンペラ。1432年のフィレンツェ軍とシエナ軍の戦いの様子を描いた三部作。ウッチェロの代表作として知られ...
し‐しょう【支証】
裏づけとなる証拠。あかし。「合戦仕(つかまつ)って候ひつる—是にて候と」〈太平記・五〉
し‐そう【指嗾/使嗾】
[名](スル)人に指図して、悪事などを行うように仕向けること。指図してそそのかすこと。「その子供を—して親爺(おやじ)の金を持ち出させた親ざるは」〈寅彦・さるかに合戦と桃太郎〉 [補説]「しぞく...
しちきおち【七騎落】
謡曲。四番目物。石橋山の合戦に敗れた源頼朝が船で落ちのびるとき、一行が源氏に不吉とされる8騎なので、土肥実平の子遠平を残すが、遠平は敵方の和田義盛に助けられる。