はつ‐あらし【初嵐】
秋の初めに吹く強い風。《季 秋》「—鷹を入江に吹き落す/秋桜子」
はつ‐かぜ【初風】
季節の初めに吹く風。特に、秋の風にいう。《季 秋》
はな‐あらし【花嵐】
桜の花の盛りのころに吹く強い風。また、その風で桜の花が散り乱れること。
はな‐かずら【花鬘】
1 時節の花を糸で連ねて作った挿頭(かざし)。「漢人(からひと)も筏(いかだ)浮かべて遊ぶといふ今日そ我が背子—せな」〈万・四一五三〉 2 山上に咲きそろった花を1に見立てた語。「雲のゐる遠山姫...
はな‐ぶえ【鼻笛】
1 鼻で息を吹き込んで鳴らす笛。フィリピンのトガリなど。 2 口を閉じて鼻から声を出すこと。→鼻笛を吹く 3 呼ぶ子の笛。「腰より—取り出だし、吹かんとするを」〈浄・栬狩剣本地〉
はま‐かぜ【浜風】
浜に吹く風。浦風。
は‐むけ【葉向け】
風が草木の葉をその吹く方向になびかせること。「いつしかと荻の—の片よりに空や秋とぞ風もきこゆる」〈新古今・秋上〉
はや‐て【疾風/早手】
《「て」は風の意》 1 急に激しく吹く風。寒冷前線に伴うことが多い。陣風。しっぷう。「—のごとく通り過ぎる」 2 《かかるとすぐ死ぬところから》疫痢(えきり)。 3 (疾風)旧日本陸軍の単座戦闘...
はる‐あらし【春嵐】
春先に吹く強い風。春荒れ。《季 春》「—鉄路に墓を吹き寄せぬ/波郷」
はる‐いちばん【春一番】
立春のころ、その年に初めて吹く強い南風。発達した低気圧が日本海を通るときに吹き、気温が急に上がる。はるいち。《季 春》 [補説]気象庁では、立春(2月4日ごろ)から春分(3月21日ごろ)までの間...