りょ【呂】
1 日本音楽で、声または楽器の低い音域のこと。甲(かん)に対していう。乙(おつ)。 2 十二律のうち、陰(偶数律)に属する六音。⇔律。 3 催馬楽(さいばら)で、双調(そうじょう)の音を主音とす...
りょ【呂】
⇒ろ
りょししゅんじゅう【呂氏春秋】
中国、秦の宰相呂不韋(りょふい)が門下に集まった食客の著作を編集した書。26巻。道家・儒家思想を主とし、先秦の諸家の学説を網羅したもので、12紀・8覧・6論からなる。呂覧(りょらん)。
りょし‐の‐らん【呂氏の乱】
前180年、漢の高祖劉邦(りゅうほう)の皇后呂后(りょこう)の死後、政治を独占していた呂氏一族を、劉氏一族と陳平・周勃(しゅうぼつ)らが協力して滅ぼした事件。
りょ‐せん【呂旋】
「呂旋法」の略。⇔律旋。
りょせん‐ぽう【呂旋法】
中国および日本音楽の理論上の音階の一。宮・商・角・徴(ち)・羽(う)の五声に変徴・変宮の2音を加えた呂の七声のこと。相対的音程関係はソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファの形になる。雅楽の基本的音階とされ...
りょ‐ちょう【呂調】
雅楽で、呂旋法に基づく調子。六調子のうちの壱越(いちこつ)調・双調(そうじょう)・太食(たいしき)調。呂。⇔律調。
りょらん【呂覧】
⇒呂氏春秋(りょししゅんじゅう)
りょ‐りつ【呂律】
「律呂(りつりょ)」に同じ。
ルソン‐とう【ルソン島】
《Luzon》フィリピンの北部を占める、フィリピン諸島中最大の島。首都マニラがある。1571年からスペインの植民地となり、鎖国前の日本人の往来もあった。面積約10万5000平方キロメートル。 [...