かこ・む【囲む】
[動マ五(四)]《古くは「かごむ」とも》 1 人や物を中にして、その周囲にぐるりと位置する。また、何かを周囲にぐるりと位置させて、中のものが占め得る場所を限る。まわりを取り巻く。「恩師を—・む」...
かご‐か
[形動ナリ]周囲を物に囲まれていて、もの静かなさま。ひっそりとしたさま。かごやか。「あたりは人繁きやうに侍れど、いと—に侍り」〈源・夕顔〉
かさ【暈】
《「笠」と同語源》太陽や月の周囲にできる淡い光の輪。光が高層大気中に浮かぶ氷の微細な結晶を通過するときに屈折して起こる。日暈(ひがさ)・月暈(つきがさ)の類。光環(こうかん)。ハロー。うん。
カサンドラ‐げんしょう【カサンドラ現象】
アスペルガー症候群の配偶者やパートナーあるいは家族をもつ人が、相手との情緒的な交流の欠如や周囲の無理解などから、孤立感にさいなまれ、精神的に疲弊し、心身に変調をきたすこと。 [補説]名称は、神の...
かざみ‐どり【風見鶏】
1 鶏(にわとり)をかたどった風向計。西洋で、寺院の塔の上などに取りつけてある。 2 定見をもたず、周囲の状況を眺めて、都合のよい側にばかりつく人のこと。
かざり‐あみ【飾り編み】
布や編み物で作ったものの周囲などを装飾的に編む方法。また、編んだもの。
かざん‐しょうかぶつ【火山昇華物】
火山の噴気孔周辺に集積した鉱物。火山ガス中の成分が冷却されたり、成分どうしあるいは周囲の岩石との化学反応を起こしたり、空気によって酸化されたりしてでき、硫黄や硫化物・塩化物などが多い。
かし‐みせ【河岸見世】
江戸、新吉原にあった格式の低い遊女屋。遊郭周囲のお歯黒どぶに沿って、東西の河岸にあったところからいう。小格子(こごうし)。
かぜ‐あたり【風当(た)り】
1 風が吹きつけること。また、その度合い。かざあたり。 2 世間から受ける批判。かざあたり。「周囲の—が強い」
風(かぜ)は吹(ふ)けども山(やま)は動(うご)かず
周囲の混乱の中で、落ち着いて少しも動じないことのたとえ。