にょう‐のう【尿嚢】
脊椎動物の羊膜類の発生中の胚(はい)にできる、内胚葉と中胚葉からなる袋状のもの。初めは排泄物を満たすが、のちに爬虫(はちゅう)類・鳥類では呼吸器官として働き、哺乳類では胎盤の一部を形成する。
ぬま‐すぎ【沼杉】
ヒノキ科の落葉高木。高さ25〜50メートル。湿地では、根回りの地上に呼吸根を出す。樹皮は赤褐色か灰褐色で、繊維状にはげる。葉は線形で羽状に並び、秋に褐色に色づいたのち、枝とともに落葉。北アメリカ...
ね‐いき【寝息】
睡眠中の呼吸。「安らかな—」
ねん‐まく【粘膜】
消化管・呼吸器・排出器・生殖器などの内壁の、常に粘液で湿っている組織。
ネーザル‐ハイフロー【nasal high-flow】
《nasalは「鼻の」の意》患者の鼻に管を差し込み、高流量の酸素を送り込む療法。また、そのための装置。呼吸不全などの治療に用いられる。
のう‐きょう【膿胸】
胸膜腔に膿(うみ)がたまった状態。結核性のものと肺炎・肺化膿症・自然気胸などに併発するものとがあり、胸痛・呼吸困難・発熱・痰(たん)の増加などの症状がみられる。
ノーパニック‐しょうこうぐん【ノーパニック症候群】
《no-panic syndrome》潜水(素潜り)時の事故の原因の一つ。血液が高度の酸素不足なのに、息苦しさを感じることなく意識を失ってしまう状態。潜水前に深呼吸を必要以上に繰り返すことにより...
はい【肺】
空気呼吸を行うための器官。両生類以上にみられ、胸腔に左右一対ある。内部は、無数の肺胞となっている。肺胞を取り囲む毛細血管との間で炭酸ガスと吸気からの酸素との交換が行われる。肺臓。
はい【肺】
[音]ハイ(漢) [学習漢字]6年 1 五臓の一。呼吸をつかさどる器官。「肺炎・肺臓/心肺・塵肺(じんぱい)」 2 心。「肺肝・肺腑(はいふ)」
はい‐えん【肺炎】
肺に起こる炎症の総称。炎症の範囲から大葉性肺炎・気管支肺炎・間質性肺炎に分けられる。細菌・ウイルス・マイコプラズマ・クラミジアなどの感染によるものや、放射線・薬剤などに原因するものがあり、発熱・...