しゃっ‐きょう【釈教】
1 釈迦(しゃか)の教え。仏教のこと。 2 和歌・連歌・俳諧で、仏教に関係のある題材を詠んだ歌や句。
しゃっきょう‐か【釈教歌】
仏教に関する和歌。また、仏教思想に基づいて詠まれた歌。勅撰集の部立てとしては、後拾遺集に釈教としてみえるのが最初で、千載集以後は1巻として独立する。
しゅ【首】
[名]主だった者。かしら。
[接尾]助数詞。漢詩や和歌を数えるのに用いる。「律詩三—」「返し歌一—」
しゅう‐い【拾遺】
1 漏れ落ちたものをひろって補うこと。また、そうしてつくったもの。 2 《「じゅうい」とも》侍従の唐名。 3 中国で、君主を助けて、その過失をいさめ補うこと。また、その官。拾遺補闕(ほけつ)...
しゅういしゅう【拾遺集】
「拾遺和歌集」の略称。
しゅういしょう【拾遺抄】
平安中期の私撰和歌集。10巻。藤原公任(ふじわらのきんとう)撰。長徳2〜3年(996〜997)ごろ成立。拾遺和歌集の母体となったもので、約590首の歌を収録。
しゅういわかしゅう【拾遺和歌集】
平安中期の勅撰和歌集。八代集の第三。20巻。撰者未詳。寛弘2〜4年(1005〜07)ごろ成立。拾遺抄を増補したものといわれる。万葉集・古今集・後撰集時代のものが大部分で、約1350首を収録。拾遺集。
しゅう‐か【秀歌】
すぐれた和歌。「万葉—」
しゅうみょうしゅう【衆妙集】
細川幽斎の和歌集。飛鳥井雅章(あすかいまさあき)編。寛文11年(1671)に跋文が出た。
しゅんしょうじゅうわ【春宵十話】
和歌山出身の数学者、岡潔の随筆集。数学だけでなく、スポーツ・音楽・教育問題など、さまざまな主題を扱う。昭和38年(1963)刊行。同年、毎日出版文化賞受賞。