かん‐きょう【乾薑/干姜】
ショウガの根茎を乾燥させたもの。漢方で健胃・鎮嘔(ちんおう)・鎮咳(ちんがい)薬などに用いる。
がい【咳】
[音]ガイ(呉) [訓]せき せく しわぶき 〈ガイ〉せき。せきをする。「咳嗽(がいそう)/謦咳(けいがい)・鎮咳・労咳」 〈せき(ぜき)〉「空咳(からぜき)・百日咳」
がい‐け【咳気】
「がいき(咳気)」に同じ。〈日葡〉
がい‐だ【咳唾】
1 せきとつば。また、せきばらい。 2 目上の人のお言葉。謦咳(けいがい)。
きかんし‐えん【気管支炎】
気管支の粘膜の炎症。ウイルスや細菌の感染によって起こり、発熱・悪寒・咳(せき)・痰(たん)などの症状がみられる。気管支カタル。
きかんし‐かくちょうしょう【気管支拡張症】
気管支の細かい枝が広範囲にわたって拡張した状態。肺炎・百日咳(ひゃくにちぜき)・肺結核などのあとに起こることが多い。咳(せき)・痰(たん)・血痰などがみられる。
きかんし‐はいえん【気管支肺炎】
気管支炎が奥に進んで肺胞に及び、その範囲が肺の小葉に限られる炎症。発熱・呼吸困難は比較的軽く、咳(せき)と痰(たん)が出る。小葉性肺炎。カタル性肺炎。
き‐じつ【枳実】
ミカン・ダイダイ・ナツミカンの未熟果実を乾燥させたもの。漢方で、健胃・胸痛・腹痛・鎮咳(ちんがい)・去痰(きょたん)などに薬用。
き‐の‐かた【気の方】
神経衰弱。また、労咳(ろうがい)。「借銭を苦にして—煩うて」〈浮・万金丹・一〉
きゅうせい‐こきゅうきしょうじょう【急性呼吸器症状】
鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳、発熱・悪寒のうち二つ以上の症状を呈する状態。風邪やインフルエンザなどで見られる症状。