わかくさものがたり【若草物語】
《原題Little Women》オルコットの自伝的長編小説。1868年に第一部、翌年第二部を発表。南北戦争時代のアメリカを舞台に、マーチ家の4人姉妹の暮らしを描く。姉妹の成長後の姿を描いた続編も...
わかくほん【和歌九品】
平安中期の歌論書。1巻。藤原公任著。寛弘6年(1009)以後の成立とされる。和歌を九つの品等に分け、それぞれ2首の例歌をあげて優劣を論じたもの。余情を最高としている。
わかしゅ‐ぐるい【若衆狂ひ】
若衆の色におぼれること。男色に夢中になること。また、その人。「その人の好きこのむ事の品々、傾城狂ひか—か」〈仮・可笑記・五〉
ワカ‐プクヤーナ【Huaca Pucllana】
ペルーの首都リマのミラフローレス地区にある古代遺跡。3世紀から8世紀頃に栄えた、古代アンデス文明のリマ文化のものとされ、宗教・行政の中心地だったと考えられている。出土品を展示する博物館を併設。ワ...
わかれのきょく【別れの曲】
《原題、(フランス)Chanson de l'adieu》ショパンのピアノ曲集「12の練習曲(作品10)」の第3番の通称。ホ長調。1934年公開の同曲を主題曲とする映画の邦題に由来し、欧米では「...
わががしつのうちにて【我が画室の内にて】
洋画家、藤田嗣治の油彩画「私の部屋、目覚まし時計のある静物」の別邦題。1921年のサロンドートンヌで絶賛された作品を、藤田の恩師である和田英作が日本に持ち帰り、大正11年(1922)の第4回帝展...
わがしょうがいより【わが生涯より】
《原題、(チェコ)Z mého života》スメタナの弦楽四重奏曲第1番の副題。ホ短調。1876年作曲。自らの半生を四つの楽章で描いた自伝的な作品として知られる。
わがはいはかもである【我輩はカモである】
《原題Duck Soup》米国の映画。1933年公開の白黒作品。レオ=マッケリー監督によるドタバタ喜劇。主演はチコ、ハーポ、グルーチョ、ゼッポのマルクス兄弟。ファシズムを風刺した、マルクス兄弟の...
わがはいはねこである【吾輩は猫である】
夏目漱石の小説。明治38〜39年(1905〜1906)発表。中学教師苦沙弥(くしゃみ)先生の飼い猫の目を通して、近代文明の中の人間を批判・風刺した作品。
わが‐や【我が家】
自分の家。また、自分の家庭。 [補説]作品名別項。→我が家