はや‐つづみ【早鼓】
能・狂言の囃子事(はやしごと)の一。大鼓・小鼓による急テンポの演奏で、この間に前ジテなどが退場し、すぐに間狂言が登場するもの。「橋弁慶」「鉢木(はちのき)」などに用いる。また、歌舞伎下座音楽・長...
はやま‐こうた【早間小唄】
⇒小唄2
はやり‐うた【流行り歌／流行り唄】
１ ある時期、多くの人に好まれ広くうたわれた歌。流行歌(りゅうこうか)。 ２ （流行り唄）歌舞伎下座音楽で、その時々にはやった唄を取り入れたもの。世話狂言で幕の開閉や人物の出入りなどに用いる。 ...
はるさめ【春雨】
端唄・うた沢節。柴田花守作詞。長崎丸山の遊女の作曲と伝える。嘉永年間（1848〜1854）江戸で流行した。 
日本画家、下村観山の作品。絹本着色による六曲一双の屏風。橋の欄干を真横から見た構図...
ばい【唄】
１ 声明(しょうみょう)の一種。漢語または梵語(ぼんご)で偈頌(げじゅ)を唱えるもの。短い詞章を一音一音長く引いて、揺りなどの節を多くつける。如来唄・云何唄(うんがばい)など。 ２ 「唄器(ばい...
ばい【唄】
［常用漢字］ ［音］バイ（呉） ［訓］うた うたう 〈バイ〉仏徳をたたえる歌。また、その歌をとなえる。「梵唄(ぼんばい)」 〈うた〉「小唄・長唄・端唄(はうた)」
ばい‐き【唄器】
法会で、諷誦(ふじゅ)に用いる楽器。錫杖(しゃくじょう)・磬(けい)・鈴など。唄(ばい)。
ばい‐し【唄師】
七僧の一。法会(ほうえ)で、唄(ばい)を唱える役の僧。
引(ひ)かれ者(もの)の小唄(こうた)
《引かれ者が平気を装い小唄をうたう意から》負け惜しみで強がりを言うこと。
ひき‐うたい【弾（き）歌い／弾き唄い】
長唄などで、本来は唄と三味線を別の人が受け持つのに、それを一人で兼ねて演奏すること。→弾き語り
