チュノム【(ベトナム)chu nôm】
漢字をもとにして作られたベトナムの民族文字。13世紀ごろから20世紀初頭まで使用されたが、クオックグーの広がりによって廃れた。チューノム。 [補説]「字喃」とも書く。
ちょうちょう‐なんなん【喋喋喃喃】
[ト・タル][文][形動タリ]《「喃喃」は小声でささやくさま》小声で親しげに話し合うさま。また、男女がむつまじく語り合うさま。「事の必要なる理由を論じて—数千言」〈福沢・福翁自伝〉
なん‐なん【喃喃】
[ト・タル][文][形動タリ]口数多くしゃべり続けるさま。「喋々(ちょうちょう)—」「何か—と話しているものもある」〈花袋・田舎教師〉
のう【喃】
[感]人に呼びかけるとき、また同意を求めるときに発する語。もし。「—、御覧ぜよ」〈謡・鉢木〉
のう‐のう【喃喃】
[感] 1 人に呼びかけるときにいう語。もしもし。「—我をも舟に乗せて給はり候へ」〈謡・隅田川〉 2 軽い感動を表すときにいう語。ああ。「—恐ろしい面や」〈虎清狂・鏡男〉