おう‐ごん【黄芩】
コガネバナの根。漢方で、解熱・嘔吐(おうと)・腹痛・下痢などに用いる。
おう‐すい【黄水】
《「おうずい」とも》嘔吐(おうと)のとき胃から出る、胆汁を含んだ黄色い液。きみず。
おうだんしゅっけつせい‐レプトスピラびょう【黄疸出血性レプトスピラ病】
レプトスピラ病の一。ドブネズミの病原体を含む排泄物(はいせつぶつ)の混入した水から皮膚に感染して起こることが多く、高熱・頭痛・筋肉痛・嘔吐(おうと)や目の充血がみられ、黄疸や鼻・歯肉・皮下の出血...
おう‐と【嘔吐】
[名](スル)食べたものを胃から吐き戻すこと。「苦しそうに—する」 [補説]書名別項。→嘔吐
おうと【嘔吐】
《原題、(フランス)La Nausée》サルトルの小説。1938年刊行。外界の事物によってもたらされる主人公ロカンタンの嘔吐感を通じて「存在」の偶然性が探求される。実存哲学が小説化された作品。
おうとげり‐しょう【嘔吐下痢症】
ウイルスによる感染性胃腸炎。嘔吐に始まり、続いて下痢になる。原因となるウイルスにはノロウイルスやロタウイルスなどがある。冬期、乳幼児に多くみられ、通常は1週間くらいで治まる。下痢の間は水分の補給...
おう‐ねつ【黄熱】
アフリカや中南米の熱帯地域にみられる悪性の感染症。黄熱ウイルスによって起こり、蚊が媒介する。高熱・筋肉痛や出血・黄疸などがみられ、血液のまじった黒色のものを嘔吐(おうと)する。発病後5〜10日で...
かいき‐ねつ【回帰熱】
世界各地、特に熱帯地方に存在する悪性の感染症。病原体はスピロヘータの一種で、シラミやダニが媒介する。高熱・頭痛・嘔吐(おうと)・黄疸(おうだん)・下痢・四肢痛などの症状が数日続き、1週間前後の周...
かせい‐しょうにコレラ【仮性小児コレラ】
激しい嘔吐(おうと)と米のとぎ汁のような水様便を頻繁に繰り返す、離乳期の幼児にみられる病気。冬季に多く、ロタウイルスの感染によるもので、コレラとは関係ない。白色便性下痢症。
かん‐てつ【肝蛭】
吸虫の一種。体長2〜3センチ、体は平たい楕円形で、前端が円錐形に突出している。虫卵は水中で孵化(ふか)し、中間宿主のヒメモノアラガイに侵入。成長すると水草に付着し、これを食べた牛・羊・豚・馬など...