し‐てん【四天】
四時の天。春の蒼天(そうてん)、夏の昊天(こうてん)、秋の旻天(びんてん)、冬の上天のこと。 「四天王(してんのう)」の略。
し‐てんげ【四天下】
「四州」に同じ。
してん‐のう【四天王】
《「してんおう」の連声(れんじょう)》 仏教の四人の守護神。東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天のこと。帝釈(たいしゃく)天に仕え、八部衆を支配する。甲冑(かっちゅう)をまと...
してんのう‐ごうぎょうほう【四天王合行法】
密教で、四天王を本尊として同一の壇で行う修法。災厄を祓(はら)い、福徳を招き、国土安穏を祈る。四天合行の法。
してんのう‐じ【四天王寺】
大阪市天王寺区にある和宗の総本山。もと天台宗。山号は荒陵山。聖徳太子の創建と伝える。四天王寺式伽藍(がらん)配置をもち、承和3年(836)以降たびたび焼失、現在の伽藍は、第二次大戦後復興されたも...
してんのうじ‐しき【四天王寺式】
伽藍(がらん)配置の一方式で、南大門・中門・塔・金堂・講堂が南北に一直線上に並ぶもの。大阪の四天王寺などにみられ、飛鳥時代の代表的なもの。
してんのうじ‐だいがく【四天王寺大学】
大阪府羽曳野(はびきの)市にある私立大学。昭和42年(1967)に四天王寺女子大学として開学。昭和56年(1981)四天王寺国際仏教大学と改称、男女共学制となった。平成20年(2008)に現校名...
してんのう‐じゅ【四天王樹】
スギ・イチョウ・クスノキ・ケヤキの4種の大木のこと。
してん‐の‐ざ【四天の座】
兜(かぶと)の鉢の前後左右の4か所に1個ずつ打った鋲(びょう)。四天の星。四天の鋲。
してん‐ばしら【四天柱】
塔や正方形平面の堂の周囲の4本の柱。