し‐がく【四岳】
古代中国で、諸山の鎮とされた四つの大山。東の泰山、西の華山、南の衡山、北の恒山。 古代中国で、四方の諸侯を統率した官。
し‐がつ【四月】
一年の4番目の月。卯月(うづき)。《季 春》「妹の嫁ぎて—永かりき/草田男」
しがつ‐ばか【四月馬鹿】
「エープリルフール」に同じ。《季 春》「—ローマにありて遊びけり/青邨」
しがにっかい【四河入海】
抄物(しょうもの)の一。25巻。笑雲清三(しょううんせいさん)編。天文3年(1534)成立。蘇東坡(そとうば)の詩の注釈で、瑞渓周鳳(ずいけいしゅうほう)・大岳周崇(たいがくしゅうすう)・一韓智...
しが‐の‐あくにち【四日の悪日】
中国・四国・九州地方で、3月4日の異称。上巳(じょうし)の節句(3月3日)の翌日を悪日として仕事を休み、2日間の連休として物見遊山をする。徳島の大滝山の遊山が有名。
し‐き【四器】
1 古代中国で、聘礼(へいれい)に用いた四つの道具。圭(けい)・璋(しょう)・璧(へき)・琮(そう)。 2 物の形を正すのに用いる四つの道具。規(ぶんまわし)・矩(さしがね)・準(みずもり)・縄...
し‐き【四季】
1 春・夏・秋・冬の四つの季節。四時。「—折々の花」 2 各季節の末の月。すなわち、陰暦で、3月・6月・9月・12月。季春・季夏・季秋・季冬の称。 [補説]気象庁の天気予報等では、3月〜5月を春...
しき【四季】
詩雑誌。昭和8年(1933)堀辰雄が創刊。第二次は翌昭和9年(1934)から三好達治・丸山薫・堀辰雄編集の月刊で昭和19年(1944)まで発刊。萩原朔太郎・室生犀星(むろうさいせい)・中原中也...
し‐き【四気】
天地間に生じたり消えたりする四時の気。春の温(生)、夏の熱(長)、秋の涼(収)、冬の寒(蔵)の各気。
しきあきこ【四季・亜紀子】
五木寛之の小説。4人姉妹のそれぞれの人生を描く連作「四季シリーズ」の最終作。社会運動から政治活動へ身を投じるようになる三女亜紀子を主人公とする。平成12年(2000)刊行。