おんなざか【女坂】
円地文子の小説。明治時代、封建的な家に嫁いだ女性の半生を描く。昭和32年(1957)刊行。同年、第10回野間文芸賞受賞。
かぐら‐ざか【神楽坂】
東京都新宿区東部の地名。もとは牛込見付から上る坂の名で、花街として知られた。
かめがやつ‐ざか【亀ヶ谷坂】
神奈川県鎌倉市北部にある峠坂。扇ヶ谷(おうぎがやつ)と山ノ内を結ぶ。鎌倉七口の一。
きおい‐ざか【紀尾井坂】
東京都千代田区紀尾井町にある坂。江戸時代には紀伊・尾張・井伊の3藩の屋敷があった。明治11年(1878)大久保利通が暗殺された所。清水(しみず)坂。
きゅう‐はん【急坂】
傾斜の急な坂。
きよみず‐ざか【清水坂】
京都市東大路通り松原から東、清水寺に至る坂。五条坂と合流後は土産物屋が立ち並ぶ。
きらら‐ざか【雲母坂】
京都市東部の修学院から比叡山に至る坂道。延暦寺への勅使参向にも用いられた。勅使坂。不動坂。
くさえ‐の‐さか【孔舎衛坂】
大阪府と奈良県との境、生駒山地を越える坂。神武天皇東征の際、兄の五瀬命(いつせのみこと)が負傷したという地。孔舎衙坂(くさかざか)。
くさか‐ざか【孔舎衙坂】
「孔舎衛坂(くさえのさか)」に同じ。
くだり‐ざか【下り坂】
1 下りになる坂道。⇔上(のぼ)り坂。 2 物事の盛りが過ぎてしだいに衰えていくこと。「景気は—だ」「天気が—になる」⇔上(のぼ)り坂。