しつ【執】
[常用漢字] [音]シツ(慣) シュウ(シフ)(呉)(漢) [訓]とる 〈シツ〉 1 手にとる。「執刀・執筆」 2 とり行う。「執行・執政・執務」 3 とりついて離れない。「執拗(しつよう)/...
しゃっきょう‐もの【石橋物】
歌舞伎舞踊の一系統で、能の「石橋」に取材したもの。「相生獅子(あいおいじし)」「執着獅子(しゅうじゃくじし)」「連獅子」「鏡獅子」など。獅子物。
しゃば‐け【娑婆気】
現世に執着する心。世俗的な名誉や利益を求める心。しゃばき。しゃばっけ。「—を起こす」「—が抜けない」
しゅ【取】
仏語。十二因縁の一。執着心を起こすことで、煩悩(ぼんのう)の異名。
しゅう【執】
物事を深く思い込んで、それにとらわれること。執着の心。執念。「かかればこそは、何事にも—は留めじと思ふ世なれ」〈源・横笛〉
しゅう‐しん【執心】
[名](スル) 1 ある物事に心を引かれて、それにこだわること。また、その心。執着。「金に—する」 2 (多く「御執心」の形で)異性などに深く思いをかけることをひやかしの意をこめていう語。「ひど...
しゅう‐じゃく【執着】
[名](スル)⇒しゅうちゃく(執着)
しゅうじゃくじし【執着獅子】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「英執着獅子(はなぶさしゅうじゃくのしし)」。初世杵屋弥三郎作曲。宝暦4年(1754)江戸中村座で初世中村富十郎が初演。石橋(しゃっきょう)物の一。
しゅう・する【執する】
[動サ変][文]しふ・す[サ変]深く心にかける。とらわれる。執着する。しっする。「あらゆる詩人の虚栄心は…後代に残ることに—・している」〈芥川・文芸的な、余りに文芸的な〉
しゅうね・い【執念い】
[形][文]しふね・し[ク]《「しゅうねん(執念)」の形容詞化》執着心が強い。執念深い。しつこい。「死というものが—・くつきまつわって」〈有島・生れ出づる悩み〉