つちや‐ぐら【土屋倉】
壁を土や漆喰(しっくい)で塗り固めた倉庫。土蔵。「五間ばかりなる檜皮屋(ひはだや)のしもに—などあれど」〈大和・一七三〉
つの‐こ【角粉】
鹿などの角を焼き、粉砕した磨き粉。塗り漆の面を磨いて光沢を出すのに用いる。
つの‐だらい【角盥】
左右に2本ずつ角のような長い柄のついた小さなたらい。多くは漆塗りで、うがい・手洗いなどに用いた。→耳盥(みみだらい)
つの‐だる【角樽】
柄樽(えだる)の一種。角のような大きな柄をつけ、胴を朱または黒の漆で塗り、祝儀のときの進物として酒を贈るのに用いた。
亭主(ていしゅ)の好(す)きな赤烏帽子(あかえぼし)
烏帽子は黒塗りが普通であるが、亭主が赤い烏帽子を好めば家族はそれに同調しなければならない意から、どんなことでも、一家の主人の言うことには従わなければならないということのたとえ。亭主の好きな赤鰯(...
て‐ぎれい【手綺麗/手奇麗】
[形動][文][ナリ]手仕事などのでき上がりがみごとなさま。「塗りが—に仕上がる」
てんしゃ‐し【転写紙】
ゼラチン・卵白などで作った特殊なのりを塗り、書画などを印刷してある紙。直接印刷できない陶磁器や曲面に裏向きにはりつけ、のち紙をはがして印刷面を転写するのに用いる。
でい‐え【泥絵】
1 金泥・銀泥を使って描いた絵。一般に黒漆塗りの器物や紺紙など暗色の地に描かれ、奈良時代から平安時代にすぐれた遺品が多い。金銀泥絵。金銀絵。 2 ⇒どろえ(泥絵)1
デカルコマニー【(フランス)décalcomanie】
紙に絵の具を塗り、二つ折りにしたり別の紙を押し当てたりして、不定形で偶然のイメージを得る画法。シュールレアリスムの絵画などで用いられる。
でんちゃく‐とそう【電着塗装】
水性塗料や水溶性樹脂を電解液とし、電着作用によって金属表面に塗料や樹脂の塗装膜を作ること。自動車の車体や部品の下塗りなど、複雑な形状の塗装に利用。