ふち【淵/潭】
1 底が深く水がよどんでいる所。⇔瀬。 2 容易に抜け出られない苦しい境遇。苦境。「絶望の—に突き落とされる」
ブレーメンのおんがくたい【ブレーメンの音楽隊】
《原題、(ドイツ)Die Bremer Stadtmusikanten》グリム童話の一。老いて飼い主に冷遇されるロバが、家を出てブレーメンの音楽隊に入ろうとする。旅の途中で似た境遇の犬・猫・雄鶏...
べっ‐せかい【別世界】
1 地球以外の世界。 2 現実とはかけ離れた環境。別天地。「冬のアルプスは下界とは—だ」 3 全く異なった生活環境や境遇。「結婚まで二人は—で生きてきた」
ぼう‐り【忙裏/忙裡】
忙しい時。「帝都の中央—の忙急中の急なる境遇の」〈蘆花・自然と人生〉
まいひめろんそう【「舞姫」論争】
森鴎外の小説「舞姫」を巡る文学論争。明治23年(1890)1月に「舞姫」が雑誌「国民之友」に掲載され、同年2月に文芸評論家の石橋忍月が「舞姫」と題する批評を気取半之丞の筆名で発表。恋愛と功名の両...
み‐すぎ【身過ぎ】
1 暮らしを立てていくこと。また、その手だて。なりわい。「—世過ぎ」 2 身の境遇。「—ほど悲しいものはなきぞとよ」〈浄・女腹切〉
み‐そら【身空】
身の上。境遇。「若い—で苦労を重ねる」
み‐だしなみ【身嗜み】
1 人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。また、その心掛け。「—に気を配る」 2 身分・境遇に応じて身につけておくべき教養や技芸。「上に立つ者としての—」
身(み)につまさ・れる
他人の不幸などが、自分の境遇・立場と思い合わさって切実に感じられる。「—・れる苦労話」 [補説]「身につままれる」とするのは誤り。
み‐の‐うえ【身の上】
1 その人にかかわること。また、その人の境遇。「不幸な—」「—を案じる」 2 人間の運命。「—を占う」