オルガヌム【(ラテン)organum】
9〜13世紀、ヨーロッパで流行した初期の多声音楽。グレゴリオ聖歌などの旋律を主声部とし、いくつかの声部を付け加えた楽曲。
オルゲルプンクト【(ドイツ)Orgelpunkt】
音楽で、最低声部が同音を長く持続すること。その上部に旋律・和声が変化、展開させられる非和声音。
カントゥス‐フィルムス【(ラテン)cantus firmus】
定旋律。多声音楽(ポリフォニー)において基礎となる旋律で、これに対旋律を付して作曲する。
くち‐まね【口真似】
[名](スル)他人のものの言い方や声音(こわね)をまねること。 [補説]狂言の曲名別項。→口真似
た
[係助]係助詞「は」が直前の字音語の入声音(にっしょうおん)ツ・チと融合して音変化したもの。室町時代を中心に能・狂言・平曲などに行われたが、本文表記は「は」のままであることが多い。→は[助詞]「...
だく‐おん【濁音】
五十音図のカ・サ・タ・ハ行の仮名に濁音符「゛」を付けて表すガ・ザ・ダ・バの各行の音節。濁音の各頭子音は有声音である。なお、清濁の対立は有声・無声音の対立関係とは必ずしも一致しない。→清音 →半濁...
つつ‐どり【筒鳥】
カッコウ科の鳥。全長33センチくらいで、カッコウに似るがやや小形。鳴き声が筒を打つようにポンポンと聞こえる。日本には4月下旬ごろ山地に渡来し、ムシクイなどの小鳥に托卵(たくらん)する。ぽんぽんど...
はれつ‐おん【破裂音】
調音器官を閉鎖して呼気を止めたのち、急に開放して発する音。日本語では、無声音の[p][t][k]、有声音の[b][d][ɡ]がある。閉鎖音。
バリトン【baritone】
1 テノールとバスとの間の男声音域。また、その声域の歌手。 2 同一種の楽器で、1に相当する音域をもつもの。「—サックス」
フランドル‐がくは【フランドル楽派】
15〜16世紀、フランドル地方を中心に栄えたルネサンス期の代表的音楽流派。オケゲム・ジョスカン=デ=プレなどの作曲家がおり、声楽曲を中心に精緻(せいち)な多声音楽(ポリフォニー)が生み出された。...