つまとり‐そう【褄取草】
サクラソウ科の多年草。高山に生え、高さ約10センチ。茎の上部に細長い葉が数枚集まってつく。夏、白い花を開く。花冠は7裂し、淡紅色の縁どりがある。つまとりぐさ。
つめ‐れんげ【爪蓮華】
ベンケイソウ科の多年草。関東以西の山地の岩に生える。葉は小さく多肉質で、先が爪状にとがり、茎に群がってつく。秋、白い小花を密につける。
つりがね‐にんじん【釣鐘人参】
キキョウ科の多年草。山野に生え、高さ60〜90センチ。根は白く太い。葉は輪生し、長楕円形。秋、青紫色の釣鐘形の花を輪生する。根を漢方で沙参(しゃじん)といい去痰(きょたん)剤とする。とときにんじ...
つる‐ありどおし【蔓蟻通】
アカネ科の蔓性の常緑多年草。山地の林下にみられ、アリドオシに似るが、茎は蔓状。初夏、白い花が2個並んで咲く。
つる‐かこそう【蔓夏枯草】
シソ科の多年草。丘陵地に生え、高さ10〜30センチ。茎は四角柱で毛が密に生える。夏、淡紫色の唇形花を数個輪生し、花後、茎の基部から地上をはう枝を出す。
つる‐ぎきょう【蔓桔梗】
キキョウ科の蔓性の多年草。山地に生え、葉は心臓形。夏から秋、内部が紫色の釣鐘形の花を開き、実は紫色に熟す。
つる‐でんだ【蔓連朶】
《「でんだ」はシダの古名》オシダ科の常緑、多年生のシダ。山中の日陰地や岩に生え、葉は羽状複葉で、長さ10〜25センチ、葉軸の先が糸状に伸びて地に着き、そこから芽を出す。
つる‐どくだみ【蔓蕺】
タデ科の蔓性の多年草。茎は他に巻きつき、葉はドクダミに似る。秋、白い小花を円錐状につける。中国の原産。塊根を漢方で何首烏(かしゅう)といい強壮薬にする。
つる‐な【蔓菜】
ハマミズナ科の多年草。海浜の砂地に生え、栽培もされる。高さ約60センチ。全体に多肉質で、茎はやや蔓状になる。葉は柄を持ち厚く、円みのある三角形。夏から秋、葉のわきに黄色い小花を1、2個つける。食...
つる‐にちにちそう【蔓日日草】
キョウチクトウ科の蔓性(つるせい)の多年草。茎は横にはい、卵形の葉を対生する。3〜6月、先の5裂した紫青色の花が咲く。ヨーロッパ・北アフリカの原産で、庭などに植える。ビンカ。