いそ‐まつ【磯松】
1 磯辺に生えている松。 2 イソマツ科の多年草。暖地の海岸に生え、高さ約15センチ。小低木状で、茎の古い部分はクロマツの幹に似て、へら形の葉が茎の頂に群がってつく。8、9月ごろ、淡紫色の花を穂...
いたち‐しだ【鼬羊歯】
オシダ科の多年生のシダ。山野に生え、根茎は短く、塊状。葉は束生し、長さ30〜70センチ、羽状複葉でいちばん下の羽片が特に大きい。葉柄に黒い鱗片(りんぺん)が密生。やまいたちしだ。
いたどり【虎杖】
1 タデ科の多年草。山野に自生。高さ約1.5メートル。茎にはかすかな紅色の斑点があり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株。夏、白色または淡紅色の小花が円錐状につく。花が紅色のものを特に、明月草(めい...
イタリアン‐パセリ
《(和)Italian+parsley》セリ科の多年草。パセリの一品種で、平たい葉をもったもの。イタリアで好んで使われる。
いちご【苺/莓】
バラ科の多年草または小低木の総称。また、その実。春から初夏に白色の花が咲き、のち赤い実が熟す。キイチゴ・クサイチゴ・ノイチゴ・ヘビイチゴなどがあるが、一般には実を食用とするため栽培されるオランダ...
いちご‐つなぎ【苺繋】
イネ科の多年草。日当たりのよい河原などに束生し、高さ50〜70センチ。初夏、淡緑色の細長い穂をつける。ざらつきいちごつなぎ。かわらいちごつなぎ。
いち‐はつ【一八/鳶尾】
アヤメ科の多年草。高さ30〜50センチ。葉は剣状。初夏、葉の間から花茎を伸ばし、紫または白の花を開く。火災を防ぐという俗信があって、わら屋根の上に植えることがある。中国の原産。こやすぐさ。《季 ...
いちやく‐そう【一薬草】
ツツジ科の常緑多年草。山野の樹陰に生え、高さ約20センチ。葉は根際につき、長い柄をもち、円形または広楕円形で厚く、裏面は紫色を帯びる。初夏、茎の上部に、梅に似た白い5弁花を開く。葉の液汁は止血・...
いちよう‐らん【一葉蘭】
ラン科の多年草。日本特産。中部以北の高山に自生。高さ10〜20センチ。茎の根元に広楕円形の葉が1枚だけ出る。初夏、淡い紅紫色の斑点がある淡緑色の花を1個開く。ひとはらん。
いちりん‐そう【一輪草】
キンポウゲ科の多年草。山裾の草地に生え、高さ20〜25センチ。葉は複葉で、小葉は羽状に深く裂けている。4月ごろ、花びら状の白い萼(がく)をもつ花を1個開く。一花草(いちげそう)。