はち‐だいみょうおう【八大明王】
八方守護をつかさどる8体の明王。八大菩薩(ぼさつ)の変現。五大明王の不動・降三世(ごうざんぜ)・軍荼利(ぐんだり)・大威徳・金剛夜叉(こんごうやしゃ)に、穢迹(えしゃく)または烏蒭沙摩(うすさ...
はち‐だいやしゃ【八大夜叉】
毘沙門天(びしゃもんてん)の眷属(けんぞく)または兄弟で、仏法を守護する8体の夜叉。宝賢・満賢・散支・衆徳・憶念・大満・無比力・密巌。
はちぶ‐しゅう【八部衆】
仏法を守護する八体一組の仏の眷属(けんぞく)。天・竜・夜叉(やしゃ)・乾闥婆(けんだつば)・阿修羅・迦楼羅(かるら)・緊那羅(きんなら)・摩睺羅伽(まごらか)。天竜八部衆。
鼻毛(はなげ)を数(かぞ)・える
「鼻毛を読む」に同じ。「—・えられしおはるが色香に溺るるより」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉
は・む【食む】
[動マ五(四)] 1 食物をかんで食う。また、飲み込む。「草を—・む牛の群れ」 2 そこなう。害する。「吾心を—・み尽し」〈紅葉・金色夜叉〉 3 俸給などを受ける。「高禄を—・む」
はん‐けつ【判決】
[名](スル) 1 是非善悪などを判断して決めること。「豈(あに)凡傭(ぼんよう)之(これ)を—すべけん哉(や)」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉 2 訴訟事件に対して、裁判所が法規に基づいて下す最終的...
ひ‐か【悲歌】
[名](スル) 1 悲しんでうたうこと。悲しみをうたった歌。エレジー。哀歌。「—して独り流涕す」〈紅葉・金色夜叉〉 2 死者をいたむ歌。 [補説]作品名別項。→悲歌
ひぎょう‐やしゃ【飛行夜叉】
空中を飛行する夜叉神。
ひ‐せき【肥瘠】
「肥痩(ひそう)」に同じ。「—も関せざる彼(かの)客に対して」〈紅葉・金色夜叉〉
び‐び【娓娓】
[ト・タル][文][形動タリ]飽きずに続けるさま。くどくどしいさま。「—として絶えず枕に打響きては」〈紅葉・続々金色夜叉〉 [副]に同じ。「—相語らんと欲するのみと」〈東海散士・佳人之奇遇〉