とり‐た・てる【取(り)立てる】
[動タ下一][文]とりた・つ[タ下二] 1 多くの中から特別に取り上げる。「一度の失敗を—・てて責める」「—・てて言うこともない」 2 大勢の中から特に選び出して用いる。抜擢する。引き立てる。「...
と‐れつ【堵列】
[名](スル)《「堵」は垣(かき)の意》大勢の人が垣のように横に並んで立つこと。また、その列。「—した警官の挙手の間を」〈徳永・太陽のない街〉
とん‐しゃ【頓写】
1 急いで書き写すこと。 2 追善供養のため大勢が集まって一部の経を1日で写すこと。一日経。「一日—の経書きて、回向(ゑかう)して」〈仮・御伽婢子・一三〉
どう‐あげ【胴上げ/胴揚げ】
[名](スル)大勢で、人のからだを横にして何回も空中に投げ上げること。多くは、祝福するときなどに行うが、制裁やいたずらの気持ちですることもある。「監督を—する」
どか‐どか
[副] 1 大勢の者が足音をたてて、さわがしく出入りするさま。「客が—(と)入ってくる」 2 物事が一時に集中するさま。「問い合わせが—(と)来る」「入学の諸費用が—(と)必要になる」
どや‐どや
[副]大勢が群れになって、騒々しく移動するさま。「会場から—(と)人が出てくる」
どろ‐どろ
[副] 1 遠くの方で鳴りわたる雷や大砲などの音を表す語。「遠くで—(と)雷鳴がとどろく」 2 大勢の人が一度に騒がしく移動するさま。どやどや。ぞろぞろ。「紳士の一行が—と此方(こちら)を指し...
流(なが)れに棹(さお)さす
流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進行する。誤って、時流・大勢に逆らう意に用いることがある。 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「その発言は流れに棹さすも...
雪崩(なだれ)を打(う)・つ
雪崩1のような勢いで、大勢の人が一時にどっと移動する。「敵軍が—・って敗走する」
膾(なます)に叩(たた)・く
細かに切り刻んで膾にする。転じて、大勢で人をめった打ちにする。「—・けと声々にをめいてかかれば」〈浄・聖徳太子〉