あまてら◦す【天照らす】
[連語]《「す」は尊敬の助動詞。古くは「あまでらす」とも》 1 天に光り輝いておいでになる。「—◦す神の御代より」〈万・四一二五〉 2 天下を治めていらっしゃる。「平らけく安らけく—◦し治め聞こ...
あまてらす‐おおみかみ【天照大神/天照大御神】
日本神話で、高天原(たかまがはら)の主神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘。太陽神であり、また、皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祭られている。大日孁貴(おおひるめのむち)。あまてるかみ。
あま‐て・る【天照る】
[動ラ四]空に光る。天に輝く。「ひさかたの—・る月の隠りなば何になそへて妹を偲はむ」〈万・二四六三〉
あまてる‐かみ【天照神】
天照大神(あまてらすおおみかみ)の異称。
あま‐と・ぶ【天飛ぶ】
[動バ四]大空を飛ぶ。「ひさかたの—・ぶ雲にありてしか君をあひ見む落つる日なしに」〈万・二六七六〉
あまとぶ‐や【天飛ぶや】
[枕] 1 空を飛ぶ雁の意から「かり」、また地名の「かる」にかかる。「—軽(かる)の路(みち)は」〈万・二〇七〉 2 うち振る領巾(ひれ)が空飛ぶ雲に似るところから、「ひれ」にかかる。「ひさかた...
あま‐の【天の】
[連語] 1 天(てん)の。 2 高天原(たかまがはら)の。 3 神聖な。 [補説]「あめの」よりも古く、熟合度が高いが、語によっては「あめの」と読まれるものもある。→天(あめ)の
あまの【天野】
大阪府河内長野市の地名。天野山金剛寺がある。
あまの【天野】
姓氏の一。 [補説]「天野」姓の人物天野信景(あまのさだかげ)天野宗歩(あまのそうほ)天野貞祐(あまのていゆう)天野浩(あまのひろし)
あま‐の‐いのち【天の命】
天から授かった大切な命。「さてもさても危ない目に逢うた、—を拾うた」〈謡・夜討曽我〉 [補説]「天命(てんめい)」を訓読みにした語か。