仰(あお)いで天(てん)に愧(は)じず
《「孟子」尽心上「仰いで天に愧じず、俯(ふ)して人に怍(は)じざるは、二の楽しみなり」から》心に少しもやましいところがない。俯仰(ふぎょう)天地に愧じず。
仰(あお)いで天(てん)に愧(は)じず、俯(ふ)して地(ち)に怍(は)じず
⇒仰いで天に愧じず
あお‐かみきりもどき【青擬天牛】
カミキリモドキ科の甲虫。体長13ミリくらい。頭胸部は橙黄(とうおう)色、前翅(まえばね)は緑色で金属光沢がある。つぶすなどして体液が身体につくと激しい皮膚炎を起こす。
あお‐てんじょう【青天井】
1 青い空を天井に見立てた語。 2 取引で、相場の上限のないこと。
あく‐てん【悪天】
よくない天気。悪天候。「—をついて出発した」⇔好天。
てんぷ【天賦】
[共通する意味] ★ある才能や性質を生まれながらに持っていること。また、その才能や性質。[英] a natural gift[使い方]〔天賦〕▽天賦の美声▽天賦の権利〔天稟〕▽彼は天稟の音楽家だ...
はてんこう【破天荒】
[意味] 天地未開の混沌(こんとん)とした状態を切り開くことの意から転じて、前代未聞の事を成し遂げること。[英] unprecedented[使い方]〔破天荒〕(名・形動)▽破天荒な大事業▽破天...
てんしょく【天職】
[共通する意味] ★その人に合った仕事。[使い方]〔適職〕▽適職を探す▽適職に就く〔天職〕▽天職を得る▽教師を天職とする〔適業〕▽適業がなかなか見つからない[使い分け]【1】「適職」「適業」は、...
てんじょう【天井】
[意味] 屋根裏を隠し、室内を保温するために板を室内の上部に張ったもの。[英] the ceiling[使い方]〔天井〕▽天井を張る▽天井の低い部屋[補足]◇「天井知らずの相場」のように、物価や...
てんしゅかく【天守閣】
[意味] 城の本丸に築かれた、遠方を見渡すための最も高いやぐら。[英] a keep[使い方]〔天守閣〕▽五層の天守閣[関連語]◆(天守台) 「天守閣」のこと。また、天守閣の土台の部分。◆(天守...
いきしょうてん【意気衝天】
意気込みや元気が、このうえなく盛んな状態。▽「衝天」は天を突き上げる意。勢いの盛んなことのたとえ。「意気いき天てんを衝つく」と訓読する。
いだてんばしり【韋駄天走】
足の非常に速い人。また、その走りぶり。
いちねんつうてん【一念通天】
どんなことでも、ひたすら信じて念じ続ければ、必ず天に通じて、成し遂げられるということ。
いってんしかい【一天四海】
天下のすべて、全世界の意。▽「一天」は天の下すべて、一つの天下、天下全体。「四海」は四方の海の意。転じて、天下・全世界の意。
いってんばんじょう【一天万乗】
天子、また、天皇の意。▽「一天万乗の君」「一天万乗の天子」の略。「一天」は天下のすべて・天下中の意。「乗」は兵車、または兵を数える語。中国周代の制では兵車一乗には甲兵(武装した兵)三人、歩卒七十二人、輜重しちょう(荷物を運ぶ者)二十五人の合計百人がつく。「万乗」は兵車一万台の意で、それほどの軍隊を出せる領地をもっている人ということで、天子の意。
あまくさ‐しろう【天草四郎】
[1621〜1638]江戸初期のキリスト教信者。本名、益田時貞(ますだときさだ)。16歳で島原天草一揆の首領に推され、原城で90日間籠城(ろうじょう)の末、敗死。
あまくに【天国】
8世紀初めごろ大和にいたという刀工。刀工の祖とされる。また、その製した刀剣。
あまだ‐ぐあん【天田愚庵】
[1854〜1904]歌人。福島の生まれ。本名、甘田久五郎、のち五郎と改名。諸国を流浪。万葉調の歌を作って正岡子規に影響を与えた。
あまの‐さだかげ【天野信景】
[1663〜1733]江戸中期の国学者。尾張藩士。随筆に「塩尻」がある。
あまの‐ひろし【天野浩】
[1960〜 ]工学者。静岡の生まれ。名古屋大学在学時に赤崎勇の研究室に入り、青色発光ダイオードの開発に寄与。平成26年(2014)、赤崎勇・中村修二とともにノーベル物理学賞受賞。同年、文化勲章受章。