じ【璽】
1 印章。特に、天子の印章。 2 三種の神器の一。八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)。「剣、—、内侍所わたし奉らるるほどこそ」〈徒然・二七〉
じ【璽】
[常用漢字] [音]ジ(慣) 印章。特に、天子・天皇の印。しるし。「印璽・御璽(ぎょじ)・玉璽・国璽・神璽」 [名のり]しるし
じ‐ぎょ【侍御】
天子のそばに仕えること。また、その官。
じ‐しょ【璽書】
1 天子の印の押してある文書。親勅。 2 古代中国で、諸侯・大夫の封印の押してある文書。秦・漢以後は、御璽を押した天子の詔書。
じ‐ちゅう【侍中】
1 中国の官名。漢代には天子の左右に侍して顧問に応ずる官。唐代以後は門下省の長官。 2 蔵人(くろうど)の唐名。
じ‐ふ【璽符】
天子の印章。御璽(ぎょじ)。印璽。
じゅうぜん‐の‐きみ【十善の君】
《仁王経に、前世で十善を行った果報として今生には王者に生まれると説くところから》天子。帝王。天皇。十善の主(あるじ)。十善の天子。十善帝王。
じゅうぜん‐の‐くらい【十善の位】
天子・天皇の位。十善の王位。十善の天位。
じゅうぜん‐ばんじょう【十善万乗】
《十善の徳と万乗の富の意から》天子の位。
じゅ‐ぜん【受禅】
[名](スル)《「禅」は天子が位を譲る意》先帝から帝位を譲られて即位すること。→禅譲