とう‐か【登遐/登霞】
《遠い天に登る意》天子の崩御をいう語。「—の日に際して諸王の葬に会するを欲せざらば」〈露伴・運命〉
とう‐きょく【登極】
《「極」は最高の位の意》天子の位につくこと。即位。登祚(とうそ)。
とう‐ぐ【唐虞】
中国の伝説上の聖天子である陶唐氏(尭(ぎょう))と有虞氏(舜(しゅん))を併せてよぶ名。また、その二人の治めた時代。
とう‐せん【登仙】
1 天に登って仙人となること。また、仙人。「羽化—」 2 貴人、特に天子を敬って、その死をいう語。〈運歩色葉〉
とう‐だい【当代】
1 今の時代。現代。当世。「—一流の作家」 2 代々名を継ぐ地位の今の代(だい)。「—の菊五郎」 3 その時代。その当時。 4 今の主人。当主。「この店は—で躍進した」 5 今の天子。現在の天皇...
なん‐めん【南面】
[名](スル) 1 南に面すること。また、南の面。「庭園に—する殿舎」 2 《昔、中国で天子は臣下に対面するとき、陽の方位である南に面して座ったことから》天子の位に就くこと。天子となって国内を治...
南面(なんめん)して天下(てんか)に聴(き)・く
《「易経」説卦から》天子の位に就いて、天下の人民の声を聞いて政治を行う。
なんめん‐の‐くらい【南面の位】
天子の位。帝位。「君を—につけ」〈浄・井筒業平〉
なんめん‐の‐とく【南面の徳】
天子としての徳。「朕ふたたび—を治めて」〈太平記・三〉
にえ【贄/牲】
1 神に供えるささげ物。また、天子に献上する魚や鳥などの食物。その年の新穀などを奉るのにもいう。 2 進物。贈り物。会見のときの礼物。「かの歌女もし我心に協(かな)わば、我はこれを—にせん」〈鴎...