たいこう‐みち【太閤道/大閤道】
《「たいこうどう」とも》豊臣秀吉が行軍し、また整備したと伝えられる道。関東から西に多い。
たいこ‐おどり【太鼓踊(り)】
腹に太鼓や羯鼓(かっこ)をつけて打ちながら踊る、風流(ふりゅう)系の民俗芸能。かんこ踊り・臼太鼓(うすだいこ)踊り・風流獅子舞など各地に分布する。
たいこ‐かた【太鼓方】
能楽の囃子方(はやしかた)のうち、太鼓を専門に受け持つ者。現在、観世・金春(こんぱる)の二流派がある。
たいこ‐ざ【太鼓座】
能舞台の囃子(はやし)座のうちで、太鼓方のすわる所。舞台奥の後座(あとざ)の、向かって左のあたり。
たいこ‐じょろう【太鼓女郎】
江戸初期の上方遊郭で、琴・三味線・胡弓(こきゅう)などを弾いたり舞をまったりして宴席を取り持った囲(かこい)女郎。
たいこ‐せき【太湖石】
浸食による奇形の石灰岩。庭石や盆石に使う。もと太湖で多く産出した。日本では岐阜県明星山から産出。
たいこ‐たたき【太鼓叩き】
1 太鼓をたたくこと。また、その人。 2 「太鼓持ち2」に同じ。
たいこ‐だい【太古代】
⇒始生代
たいこ‐づくり【太鼓作り】
⇒太鼓張り1
たいこのおとちゆうのさんりゃく【太鼓音智勇三略】
歌舞伎狂言。時代物。4幕。河竹黙阿弥作。明治6年(1873)東京村山座初演。武田・徳川の戦いを背景にした活歴(かつれき)風の作品で、のち新歌舞伎十八番に編入された。通称「酒井の太鼓」。