おおかわばた【大川端】
小山内薫の長編小説。東京の下町大川端を舞台に演劇青年と色街の女性の関係を描く、自伝的要素のある作品。明治44年(1911)から大正元年(1912)にかけて、読売新聞や「新小説」などの雑誌に連載。...
おおかわばたゆうすずみず【大川端夕涼み図】
江戸後期の浮世絵師、鳥居清長の筆による竪(たて)大判の錦絵。川辺の床几(しょうぎ)台で夕涼みを楽しむ3人の女性の姿を描いたもの。国の重要文化財に指定。版画大川端夕涼み図。
おおく【多く】
《形容詞「おおい」の連用形から》 [名] 1 たくさん。多くのもの。「—を望まない」 2 大部分。「ファンの—は女性だ」
[副]ふつう。一般に。たいてい。「初心者は—こうした誤りをおかす」
おおさかのやど【大阪の宿】
水上滝太郎の長編小説。著者の大阪勤務時代の経験に基づく小説。大正14年(1925)から大正15年(1926)にかけて「女性」誌に連載。単行本は大正15年(1926)刊。
おお‐じょうろう【大上﨟】
宮中に仕えた上席の女房。摂関家出身の女性が任じられた。後には、幕府・大名の御殿女中の上位者にもいった。→小上﨟(こじょうろう)
おお‐すべらかし【大垂髪】
近世、宮中に仕えた女性の正装のときの髪形。両脇に広げながら後方へ垂らし、後ろ肩で束ねてハート形とし、髢(かもじ)を加えて長く垂らしたもの。武家の女性も用いた。さげがみ。すべらかし。
おお‐とじ【大刀自】
1 上代、天皇のそばに仕えた女性の称号。 2 妃の次位の、天皇の妻の称。
おお‐どしま【大年増】
年増の中でも、かなり年をとった女性。
おお‐ふりそで【大振袖】
着たときに袂(たもと)が裾と同じくらいの長さになるように仕立てた着物。若い女性が着る晴れ着。
おお‐みや【大宮】
1 ㋐神の御座所。神社。「今年—および大寺をつくらしむ」〈舒明紀〉 ㋑天皇の御所。皇居。「天皇(すめろき)の神の尊の—はここと聞けども」〈万・二九〉 2 《「おお」は年をとった人、「みや」は身分...