お‐あし【御足/御銭】
《女房詞から》おかね。ぜに。「—をためる」→足6
お‐いえ【御家】
1 貴人・主君などの家の敬称。また、他人の家の敬称。「—の一大事」 2 主婦の居間。また、畳を敷いた部屋。座敷。「母者人、女房ども…—の真中、どっかと坐れば」〈浄・忠臣蔵〉 3 上方で、良家の妻...
おいかぜ‐ようい【追ひ風用意】
通りすぎたあとによいかおりが漂うように、着物に香をたきしめること。「寝殿より御堂の廊に通ふ女房の—など」〈徒然・四四〉
お‐いし・い【美味しい】
[形]《味がよい意の女房詞「いしい」に接頭語「お」の付いたもの》 1 食べ物の味がよい。美味だ。「うまい」に比べて丁寧・上品な感じが強い。「魚の—・い店」「山の空気が—・い」 2 自分にとって都...
お‐いた【御板】
板付き蒲鉾(かまぼこ)をいう女房詞。
お‐いたみ
塩をいう女房詞。
おお‐かざし【大翳】
近世、宮中の女房の用いた檜扇(ひおうぎ)。大形に作って顔にかざして用いたところからいう。
おお‐ごし【大腰】
1 柔道・相撲の技の一。相手のからだ全体を、自分の腰の上にのせるようにしてひねって投げる。 2 女房装束で、裳(も)の上端、後ろ腰に当てる部分。
おお‐じょうろう【大上﨟】
宮中に仕えた上席の女房。摂関家出身の女性が任じられた。後には、幕府・大名の御殿女中の上位者にもいった。→小上﨟(こじょうろう)
お‐かか
《女房詞から》鰹節(かつおぶし)。また、それを削ったもの。削り節。