にょ‐くろうど【女蔵人】
宮中に奉仕した下級の女房。内侍(ないし)・命婦(みょうぶ)の下で、雑用を務めた。
にょ‐こしゅ【女戸主】
民法旧規定で、女子の戸主。
にょご‐が‐しま【女護が島】
1 女性だけが住むという想像上の島。近世の日本では八丈島がこれに擬せられた。にょごのしま。 2 女性ばかり居る場所。古く、大奥や吉原の遊里などをたとえていう。
にょご‐の‐しま【女護の島】
「にょごがしま」に同じ。「これより—にわたりて、つかみどりの女を見せん」〈浮・一代男・八〉
にょ‐さんのみや【女三の宮】
⇒おんなさんのみや
にょ‐し【女子】
「じょし」に同じ。「恋愛にうみたるあくびは—の天性」〈独歩・牛肉と馬鈴薯〉
にょ‐しき【女色】
「じょしょく(女色)」に同じ。「天竺の衒売(けんまい)—といったら訳るめえが」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
にょ‐しょう【女将】
料亭・旅館などの女主人。おかみ。じょしょう。
にょ‐しょう【女性】
女の人。じょせい。
にょ‐じゅ【女嬬/女孺/女豎】
1 律令制で、宮中に仕えた下級の女官。堂上の掃除、灯油のことなどをつかさどった。めのわらわ。にょうじゅ。 2 中国で、后・妃・夫人・嬪(ひん)などに仕えた女官。