ちょき‐がかり【猪牙掛(か)り】
[名・形動]猪牙舟のように威勢のよいこと。勢いにまかせて物事を行うこと。また、そのさま。「戻りましたらすぐさし上げますっていうような酷(ひど)く—なことをいうから」〈万太郎・末枯〉
てっ‐か【鉄火】
[名] 1 真っ赤に焼けた鉄。やきがね。 2 刀剣と鉄砲。 3 弾丸を発射するときに出る火。銃火。 4 「鉄火巻き」「鉄火丼(どんぶり)」の略。 5 「鉄火打ち」の略。 6 中世の裁判法の一。...
でんぽう‐はだ【伝法肌】
威勢のよいのを好む気性。勇み肌。特に、女性にいう。
飛(と)ぶ鳥(とり)を落(お)とす勢(いきお)い
権力や威勢が盛んなようす。「—で出世する」
とり‐げ【鳥毛】
1 鳥の羽毛。 2 指物(さしもの)の竿(さお)の先や槍の鞘(さや)などを羽毛で飾ったもの。大名行列などで、先頭の者がこれを振って威勢を示した。
どん‐と
[副] 1 物がたくさんあるさま。どっさり。「酒が—出る」 2 威勢のよいさま。力強いさま。「—構える」「—来い」
ぬら・す【濡らす】
[動サ五(四)] 1 ぬれた状態にする。「涙でほおを—・す」 2 やっと暮らしを立てる。「僅に尋中の教師に口は—・しても」〈魯庵・社会百面相〉 3 色めかしいそぶりをする。「威勢でおどし、文で—...
羽(は)が利(き)・く
はぶりがよい。幅が利く。威勢がある。「世間忍びの契約なれば恨み言うても—・かぬ」〈浄・栬狩剣本地〉
鼻息(はないき)が荒(あら)・い
意気込みが激しい。強気で威勢がよい。「目指すはチャンピオンの座と—・い」
はば【幅/巾】
1 物の横の端から端までの距離。また、長方形の短いほうの辺の長さ。差し渡し。「—の広い肩」「机の—」「道路の—」 2 声・価格などの高低の隔たり。「—のある声」「値上げの—」 3 制約の中で自由...