けんだつば【乾闥婆】
《(梵)Gandharvaの音写。食香・尋香・香神などと訳す》仏法護持の八部衆の一。帝釈に仕え、香だけを食し、伎楽を奏する神。法華経では観音三十三身の一つに数える。
ごりん‐そとば【五輪卒塔婆】
⇒五輪塔
さ‐ば【娑婆】
「しゃば(娑婆)」に同じ。「—のほかの岸(=彼岸)に至りてとくあひ見む」〈源・若菜下〉
さん‐ば【産婆】
助産師の旧称。
さん‐ばばあ【三婆】
歌舞伎で、時代物の老母役のうち、最も至難とされる三役。「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の覚寿、「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」または「信州川中島合戦(しんしゅうかわ...
シバ【(梵)Śiva】
ヒンズー教で、ブラフマー・ビシュヌ神とともに三神の一。破壊と創造をつかさどる神で、生殖器崇拝とも関係が深い。 [補説]「湿婆」とも書く。→大自在天
しゃば【娑婆】
《(梵)sahāの音写。忍土・堪忍土などと訳す》 1 仏語。釈迦が衆生(しゅじょう)を救い教化する、この世界。煩悩(ぼんのう)や苦しみの多いこの世。現世。娑婆世界。 2 刑務所・兵営などにいる人...
しょうずか‐の‐ばば【三途河の婆】
三途(さんず)の川辺で、亡者(もうじゃ)の衣服をはぎ取るという老女。奪衣婆(だつえば)。
じじ‐ばば【爺婆/祖父祖母】
年老いた男と女。また、祖父と祖母。翁(おきな)と媼(おうな)。
すあい【牙儈】
1 売買の仲買をする者。また、その手数料。周旋料。才取り。すわい。「商人(あきんど)の—を取るとは、武士の風上にも置かぬ奴」〈浮・世間猿〉 2 (「牙婆」「女商」「数間」などとも書く)「牙儈女」...