おん‐ぞうし【御曹司/御曹子】
《「曹司(そうし)」は部屋の意》 1 名門・名士の子弟。「社長の—」 2 公家(くげ)の、部屋住みの子息を敬っていう語。 3 平家の公達(きんだち)に対して、源氏の嫡流の子息。特に、源義経。
しば【斯波】
姓氏の一。
清和源氏。鎌倉中期、足利家氏が陸奥(むつ)斯波郡を領地としたのに始まる。嫡流は室町幕府の管領家となった。 [補説]「斯波」姓の人物斯波四郎(しばしろう)斯波園女(しばそのめ)斯波...
せい‐とう【正統】
1 正しい系統・血筋。嫡流。「源氏の—」 2 創始者の教え・学説・思想などを正しく受け継いでいること。「保守の—を自認する」 3 その時代、その社会で最も妥当とされる思想や立場。「戦争中—とされ...
そう‐じとう【総地頭/惣地頭】
一定地域の地頭を統轄する職。特に、鎌倉時代、領地を分割相続した小地頭の庶子たちを統率した、一族の嫡流を継ぐ者。惣領地頭。
そうりょう‐すじ【総領筋】
総領1となるべき血筋。本家筋。嫡流。
ちば【千葉】
姓氏の一。
古代末から中世にかけての関東の豪族。桓武平氏良文の支流。常胤(つねたね)が源頼朝に従って下総(しもうさ)守護となり、その嫡流は代々千葉介と称した。室町時代に勢力が衰え、のち、後北...
ちゃく【嫡】
[常用漢字] [音]チャク(呉) テキ(漢) 1 本妻。正妻。「嫡妻・嫡出」 2 正妻の産んだ跡継ぎ。「嫡子/正嫡・廃嫡」 3 直系のつながり。正統。「嫡嫡・嫡流」
ちゃく‐ちゃく【嫡嫡】
代々、一家の家督を受け継いでいること。また、その人や、そのような家柄。嫡流。「徳川の家には—の自分であると思うと」〈菊池寛・忠直卿行状記〉
ちゃっ‐け【嫡家】
正統の血筋を受け継いでいる家柄。嫡流。⇔庶家(しょけ)。
とく‐そう【得宗/徳宗】
鎌倉幕府の執権北条氏嫡流の当主のこと。北条義時の法名を徳宗といったのにちなむ。鎌倉末期には多くの得宗領と御内人(みうちびと)とよばれる家臣団とを持ち、専制政治を行った。