おぐら‐しんぺい【小倉進平】
[1882〜1944]言語学者。宮城の生まれ。東大教授。朝鮮語学の基礎確立に尽力。学士院恩賜賞受賞。著「郷歌及吏読の研究」「増訂朝鮮語学史」「朝鮮語方言の研究」など。
おさだ‐あらた【長田新】
[1887〜1961]教育学者。長野の生まれ。広島文理大学長。日本教育学会を創設。ペスタロッチ研究に業績を残す。被爆した広島の子供の手記「原爆の子」を編集し、平和運動に献身。著「ペスタロッチ伝」...
オタダルバザ‐もん【オタダルバザ門】
《Ota Darvoza》ウズベキスタン西部、ホラズム州の都市ヒバにある城門。イチャンカラ(内城)と呼ばれる旧市街を囲む城壁の西側に位置する。ヒバ出身とされる中世イスラム世界最大の数学者の一人、...
オッカム‐の‐かみそり【オッカムの剃刀】
「必要なしに多くのものを定立してはならない」という原則。14世紀の哲学者・神学者オッカムが議論で多用し、十分な根拠のない要素を切り捨てたことから、この名で呼ばれる。「ある事柄を説明するために必要...
おどろくべきたいすうきそくのきじゅつ【驚くべき対数規則の記述】
《Description of the Marvelous Canon of Logarithms》英国の数学者、ネーピアの著作。1614年刊行。
オニオム‐ほう【ONIOM法】
《our own n-layered integrated molecular orbital and molecular mechanics》巨大な高分子の構造や化学反応などを計算する手法の一...
おにび【鬼火】
吉屋信子の短編小説。昭和26年(1951)、第4回日本女流文学者賞を受賞。翌昭和27年(1952)、同作を表題作とする作品集を刊行。
おはん
宇野千代の長編小説。妻おはんと夫、その愛人との関係を関西方面の方言を用いた夫の語りで描く。昭和32年(1957)刊行。同年、第10回野間文芸賞、第9回女流文学者賞を受賞。昭和59年(1984)、...
おやなぎ‐しげた【小柳司気太】
[1870〜1940]漢学者。新潟の生まれ。道教・老荘思想の研究家。学習院・大東文化学院教授。著「東洋思想の研究」、服部宇之吉との共著「詳解漢和大字典」など。
オランダ‐しょうがつ【オランダ正月】
太陽暦の正月。江戸後期、寛政6年閏11月11日(1795年1月1日)、蘭学者の大槻玄沢(おおつきげんたく)が太陽暦による新年を祝ったのに始まる。