くう‐くう【空空】
[名]仏語。宇宙間の一切の存在はすべて空であり、その空であるという道理自体も空であるということ。
[ト・タル][文][形動タリ] 1 何もないさま。むなしいさま。「—たる蒼穹(そうきゅう)」...
くうくう‐じゃくじゃく【空空寂寂】
《「空寂」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》 [名]仏語。宇宙の有形無形の一切は、その実体・本性が空であって、思惟分別を超えていること。
[ト・タル][文][形動タリ]ひっそりと静まりか...
くう‐じゃく【空寂】
[名]仏語。宇宙のすべての事物は実体がなく、その本性は空であるということ。また、それを悟った境地。
[名・形動]静かでもの寂しいこと。また、そのさま。「—なうちにも血の湧くような心地(こころ...
くうちゅう‐てんもんだい【空中天文台】
望遠鏡を搭載し、成層圏を飛行して天体観測をする航空機。大気の影響が小さい条件で観測が可能。1970年代から1990年代にかけて、NASA(米航空宇宙局)がカイパー空中天文台を運用。2010年より...
くうりき‐かねつ【空力加熱】
航空機や宇宙船などの飛行物体が空気中を高速運動するとき、空気が圧縮されて温度が上昇し、物体表面を加熱する現象。速度が超音速になると温度上昇が顕著になり、表面温度はマッハ数の2乗に比例する。
くうりき‐ブレーキ【空力ブレーキ】
空気抵抗を利用する制動方法の総称。空気抵抗は物体の進行方向に対する断面積とその速度の2乗に比例する。そのため、空気中を高速で運動する物体を効率良く制動することができる。航空機ではエアブレーキまた...
クオークグルオン‐プラズマ【quark-gluon plasma】
ハドロンを構成する基本粒子クオークと、クオーク間にはたらく強い相互作用を媒介する粒子グルオンが、ばらばらになって自由に飛び回っている状態。ビッグバン直後の宇宙初期における超高温・超高密度下でその...
クネス【CNES】
《(フランス)Centre National d'Études Spatiales》フランスの国立宇宙研究センター。1961年設立。本部はパリ。ロケットの打ち上げは、フランス領ギアナのギアナ宇宙...
クリズム【XRISM】
《X-ray imaging and spectroscopy mission》令和5年(2023)に打ち上げられたX線天文衛星。平成28年(2016)に打ち上げられ、短期で運用終了したひとみの...
クルージング‐サイエンス【cruising science】
宇宙探査において、目的地に到達するまで観測機器を停止・温存するのではなく、積極的に活用して探査を行うこと。