あん‐きん‐たん【安近短】
費用が安く、距離が近く、日程が短いこと。旅行・行楽の傾向をいうもので、小旅行や日帰りで楽しむレジャーなどをさす。
あんけい【安慶】
中国安徽(あんき)省南部の港湾都市。揚子江中流にあり、1902年の英清通商条約により開港。近年、工業も盛ん。アンチン。
あんげん【安元】
平安末期、高倉天皇の時の年号。1175年7月28日〜1177年8月4日。
あん‐こ【安固】
[名・形動]しっかりと安定していること。また、そのさま。「地位も—ではなく」〈白鳥・何処へ〉
あん‐こう【安康】
平和で安らかなこと。安穏。書簡で、相手の健康・繁栄などを祝うあいさつの言葉としても用いる。「御—の段」「国家—」
あん‐こく【安国】
国家を平穏に治めること。また、平穏な国。「利民—のことは」〈中華若木詩抄・下〉
あんこく‐じ【安国寺】
足利尊氏・直義の兄弟が、夢窓疎石の勧めによって国家安穏を祈願し、南北両朝の戦没者供養のため、日本の各国ごとに建立させた禅寺。塔も建立され、利生(りしょう)塔と称した。臨済宗に所属。
⇒安国論寺
あんこくろん‐じ【安国論寺】
神奈川県鎌倉市大町にある日蓮宗の寺。安国論窟寺。山号は妙法華経山。開創は建長5年(1253)。開山は日蓮。日蓮が「立正安国論」を執筆した草庵跡がある。安国寺。
あん‐ご【安居】
[名](スル)《(梵)vārṣikaの訳。雨季の意》仏語。僧が、夏、1か所にこもって修行すること。陰暦4月16日から7月15日までの3か月間で、この期間を一夏(いちげ)という。雨安居(うあんご)...
あんご‐いん【安居院】
奈良県高市郡明日香(あすか)村にある真言宗豊山派の寺。本元興寺(もとがんごうじ)の塔頭(たっちゅう)寺院。飛鳥寺(あすかでら)。