そう‐し【宋詞】
中国の宋代に盛行した韻文の形式。
そうしょ【宋書】
中国の二十四史の一。南朝宋の歴史を記したもの。南朝梁の沈約(しんやく)らが斉の武帝の勅によって撰。488年完成。帝紀10巻・志30巻・列伝60巻の全100巻。
そう‐じゅ【宋儒】
中国、宋代の儒者の総称。程顥(ていこう)・程頤(ていい)・朱熹(しゅき)など。
そうじょう‐の‐じん【宋襄の仁】
《「春秋左伝」僖公二二年から》無益の情け。つまらない情けをかけてひどい目にあうこと。宋の襄公が楚(そ)と戦ったとき、公子の目夷(もくい)が敵が陣を敷かないうちに攻めようと進言したが、襄公が人の困...
そう‐せん【宋銭】
中国、宋代に鋳造された銅銭。日本に輸入され、皇朝十二銭以後の国内通貨として、元銭・明銭とともに鎌倉時代から戦国時代にかけて流通した。元豊通宝・熙寧(きねい)元宝などがある。
そう‐ちょう【宋朝】
中国、宋の朝廷。また、その時代。 「宋朝体」の略。
そうちょう‐たい【宋朝体】
和文活字書体の一。縦線・横線の太さがほぼ等しく、やや右肩上がりの楷書体。年賀状・名刺などの印刷に用いる。
そう‐はん【宋版/宋板】
中国の宋代に出版された書籍。造本・校勘ともにすぐれたものとして有名。その字体を宋朝体という。
そう‐ぶん【宋文】
中国、宋代の文章。古文を模範としたもの。唐代まで主流であった四六駢儷文(しろくべんれいぶん)に替わる古文復興をいう。