こう‐さく【視告朔/告朔】
《「視」は慣例として読まない》古代、毎月朔日に、天皇が大極殿(だいごくでん)で各役所から奏上する官吏の勤務・出勤日を記した公文書を閲覧する儀式。延喜年間(901〜923)のころから正月・4月・7...
こう‐じょう【定考】
《「定考」と書いて「こうじょう」と転倒して読むのが慣例。「上皇」と音の通じるのを避けるためという》平安時代、朝廷で毎年8月11日に、六位以下の官吏の勤務成績によって加階昇任を定めたこと。また、そ...
こう‐じょう【考状】
律令制で、官吏の勤務成績を記した上申書。
こう‐じん【貢人】
律令制で、官吏に採用されるように推挙された諸国の国学生。→貢挙
こうたい‐しき【交替式】
律令制下、官吏交替の際の諸規則などを集成した法令集。延暦交替式・貞観交替式・延喜交替式の3種がある。
こうとう‐かん【高等官】
旧制度で、官吏の等級の一。判任官の上に位置する。親任官のほか九等に分け、親任官および一・二等を勅任官、三等以下を奏任官とした。
こく‐り【酷吏】
1 人民を苦しめる無慈悲な官吏。 2 《杜牧「早秋詩」の「大熱酷吏を去(しりぞ)く」から》厳しい暑さ。酷暑。
こし‐べんとう【腰弁当】
1 腰に弁当をさげること。また、その弁当。 2 《江戸時代、勤番の下侍が腰に弁当をさげて出仕したところから》毎日弁当を持って出勤する人。下級官吏や安月給取りのこと。
こ‐やくにん【小役人】
地位の低い役人。官吏を軽んじた言い方。小吏。
ごう‐とう【鼇頭】
1 書物の本文の上の空欄。また、そこに書きつけた注記。頭注。「—に注する」 2 《中国で、科挙の首席合格者が天子に目通りをするとき、そのきざはしの前に大うみがめの彫刻があったところから》官吏登用...