かん‐じ【官事】
官府の勤め。役所の仕事。「—の暇あるごとに」〈鴎外・舞姫〉
かん‐じ【官寺】
1 律令制下、寺を維持していく費用をすべて官から支給され、かつ監督された寺。国分寺・勅願寺・定額寺など。 2 幕府の保護を受けていた寺。中世、臨済宗の五山十刹など。
かん‐じゅ【官儒】
朝廷・幕府に仕える儒者。
かん‐じゅ【官需】
政府の需要。官公庁の需要。また、その物資。⇔民需。
かん‐じょ【官女】
宮中、または将軍家などに仕える女。女官(にょかん)。かんにょ。
かん‐じん【官人】
⇒かんにん(官人)1
かん‐せい【官制】
行政機関の設置・廃止・名称・組織・権限などに関する規定。明治憲法下においては勅令で定めていたが、現在は法律で定める。
かん‐せい【官製】
政府が作ること。また、そのもの。「—の団体」⇔私製。
かんせい‐きんゆう【官製金融】
日本政策投資銀行など政府系の政策金融機関が提供する金融サービスのこと。民業を圧迫し、官僚の天下り先になるなどの指摘があり、縮小の方針が示されていたが、金融危機への対応で融資額・資産規模が拡大している。
かんせい‐しゅんとう【官製春闘】
春闘の労使間交渉に政府が介入することを揶揄(やゆ)していう語。 [補説]平成25年(2013)、政府が政労使会議を開き、経済界に賃金の引き上げを要請。これを反映する形で高水準のベースアップが行わ...