みす‐みす【見す見す】
[副]《動詞「見す」を重ねた語》 1 見ていながら、また事情がわかっていながら、それにふさわしい対応をしないさま。また、条件に恵まれながら、何もできずに終わってしまうさま。むざむざと。「宝の山に...
みたらし‐まつり【御手洗祭】
京都の北野天満宮で、7月7日に行われる祭り。祭神菅原道真(すがわらのみちざね)の神前へ、神宝松風の硯(すずり)と梶(かじ)の葉を供え、御手水(おちょうず)を献じる。北野御手水。
みつ‐の‐たから【三つの宝】
1 三種の神器。「四つの海浪も治まるしるしとて—を身にぞ伝ふる」〈新葉・賀〉 2 仏教で、仏・法・僧の三宝(さんぼう)。「この寺やなほ世にこえて栄えまし —も伝へ来し法(のり)」〈菟玖波集・釈教〉
みとく‐さん【三徳山】
鳥取県中央部、東伯(とうはく)郡三朝(みささ)町にある山。標高900メートル。古くから霊山として信仰され、山全体が名勝・史跡になっている。北麓には約1300年前に役(えん)の行者(ぎょうじゃ)の...
み‐どり【見取り】
1 見て多くのものの中から選び取ること。「より取り—」 2 歌舞伎・人形浄瑠璃で、通し狂言にせず、見所のある幕・段を選び集めて上演すること。宝暦(1751〜1764)ごろに始まり、歌舞伎で明治以...
みなしぐり【虚栗】
江戸前期の俳諧撰集。2冊。宝井其角編。天和3年(1683)刊。芭蕉および蕉門のほか、貞門・談林に属する俳人の発句・歌仙などを収録。蕉風確立に至る過渡期の撰集。
みぶ‐でら【壬生寺】
京都市中京区にある律宗の別格本山。天平宝字5年(761)聖武天皇の勅願により鑑真(がんじん)が開山とされるが、実際は正暦2年(991)三井寺の快賢の造営という。壬生狂言が行われることで有名。心浄...
みま‐の‐みこと【御孫命/御孫尊】
天照大神(あまてらすおおみかみ)の子孫である天皇。「—、もし宝の国を得まくおぼさば」〈神功紀〉
みむろと‐じ【三室戸寺】
京都府宇治市にある単立(本山修験宗系)の寺。山号は明星山。西国三十三所第10番札所。宝亀年間(770〜780)光仁天皇の勅願により行表が開山、御室戸寺と称した。のち、花山・三条・白河3帝の離宮と...
みめぐり‐じんじゃ【三囲神社】
東京都墨田区にある神社。創建年未詳。祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。江戸時代の俳人宝井其角(たからいきかく)が、「夕立や田を見めぐりの神ならば」の句を奉納したところ、たちまち雨が降ってひ...