どういつ‐てつがく【同一哲学】
精神と物質、主観と客観などを二つの独立した実体とはみなさず、絶対的同一者の現象形態と考える立場。スピノザ・シェリングらが代表者。同一説。
ない‐ぞく【内属】
[名](スル) 1 外国が属国として服従すること。また、外国人が帰服して来住すること。「百済—するに至りて漢字漸く我国に伝わり」〈田口・日本開化小史〉 2 《inherence》哲学で、物のさま...
ない‐よう【内容】
1 容器や包みなどの、中に入っているもの。なかみ。「手荷物の—を申告する」 2 物事を成り立たせているなかみ。実体。実質。「試合の—に不満が残る」 3 文章や話などの中で伝えようとしている事柄。...
名(な)に負(お)・う
名に、その実体を伴う。また、その名とともに評判される。「—・う親知らず子知らずの難所」「大伴の氏と—・へる大夫(ますらを)の伴」〈万・四四六五〉
名(な)に背(そむ)・く
実体が名と一致しない。名声に反する。「日本アルプスの—・かない大景観」
なに‐やら【何やら】
[副] 1 実体がはっきりわからないさま。なにかしら。「—物音がする」 2 なんとなく。どことなく。「—雨が降りだしそうな雲行き」
名(な)は体(たい)を表(あらわ)す
名はそのものの実体を表している。名と実は相応ずる。
にくだん【肉弾】
桜井忠温の戦記小説。日露戦争での実体験をもとに書かれたもの。明治39年(1906)刊行。 を原作とする映画。岡本喜八監督・脚本、昭和43年(1968)公開。第23回毎日映画コンクール監督賞受賞。
にげん‐ろん【二元論】
1 異なった二つの原理で、あらゆるものを説明しようとする考え方。 2 哲学で、世界を相対立する二つの原理によって説明しようとする立場。精神と物質との二実体を認めたデカルトの物心二元論など。→一元...
にょ‐むげんほうよう【如夢幻泡影】
仏語。この世のことはすべて、ゆめ・まぼろし・あわ・かげのようで、実体がなく空であるということ。無常のたとえ。如夢幻泡。如夢幻。