じつ‐あく【実悪】
歌舞伎の役柄の一。謀反人・大盗賊など、終始一貫して悪に徹する敵役(かたきやく)。「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の仁木弾正(にっきだんじょう)など。立敵(たてがたき)。
じつ‐い【実意】
1 言動の裏に隠されている本当の意図。真意。本心。「—を問いただす」 2 誠意のこもった思いやりの気持ち。まごころ。「—を尽くす」
じつ‐いん【実印】
あらかじめ市区町村長に届け出て、必要の際には印鑑証明書の交付を受けられるようにしてある印章。一人1個に限られ、慣習上、重要な取引などに用いられる。
じつ‐いん【実員】
名目だけではない実際の人員。実人員。「会の—は二〇名に満たない」
じつ‐う【実有】
仏語。実際に存在すること。また、実在しているものと思うこと。⇔仮有(けう)。
じつ‐えき【実益】
実際の利益。また、実際の役に立つこと。実利。「趣味と—を兼ねる」
じつ‐えん【実演】
[名](スル) 1 人前で実際にやってみせること。「料理の仕方を—する」「—販売」 2 俳優や歌手が舞台で劇を演じたり歌ったりすること。映画・テレビ出演に対していう。
じつ‐おや【実親】
生みの親。実の親。
じつ‐おん【実音】
映画や放送などで、擬音ではない実際の音や声。
じつ‐かた【実方】
1 養子からみて、自分の自然血族関係にある親族。また、婚姻によって氏を改めた者からみて、その実家側をいうこともある。→養方(ようかた) 2 《「じつがた」とも。「実形」とも書く》歌舞伎で、実事師...