あい‐きゃく【相客】
1 同じ場所で、たまたまそこに来合わせた客。 2 旅館などで、他の客と相部屋になること。また、その客どうし。
い‐かく【異客】
⇒いきゃく(異客)
い‐きゃく【異客】
1 主賓以外の客。 2 故郷を離れて暮らす人。また、旅する人。いかく。 3 《「違格(いきゃく)」との混同から》好ましくない客。招かれざる客。「—も交り行き通ふ」〈浄・油地獄〉
いち‐きゃく【一客】
いちばんのなじみ客。いっきゃく。「秋田の—を見すまして、昼夜御機嫌(きげん)を取りて」〈浮・一代女・五〉
いちじじょうりく‐きゃく【一時上陸客】
日本を経由して他の国や地域へ向かう途中、寄港地上陸の許可を受けて、一時的に日本に入国した外国人通過客。→通過上陸
いっ‐きゃく【一客】
1 一人の客。 2 食器など、一人分の道具。 3 ⇒いちきゃく(一客)
いりこみ‐きゃく【入(り)込み客】
その地域を訪れた客。特に、観光客についていう。「観光—数」
う‐かく【羽客】
神仙となって空をとべるようになった人。仙人。仙客。「—は霞に乗りて至り、仙人は月を玩(もてあそ)ぶ」〈宴曲集・四〉
うん‐かく【雲客】
平安中期以後、清涼殿に昇ることを許された者。堂上方(どうじょうがた)・殿上人(てんじょうびと)を総称する。雲の上人(うえびと)。⇔地下(じげ)。「一門の卿相(けいしゃう)、—数十人」〈平家・二〉
えん‐かく【煙客】
霞(かすみ)を食べて生きているという人。仙人。