かまくら‐ふ【鎌倉府】
室町幕府が東国統治のために鎌倉に置いた機関。その組織は幕府に準じ、長官を公方(くぼう)または御所と呼んだ。正平4年=貞和5年(1349)足利尊氏の二男の基氏を公方に任じ、その後その子孫が継承した...
かま‐し【釜師】
茶の湯釜の製作者のこと。室町末期に専門工が現れ、桃山時代には西村道仁(にしむらどうにん)・辻与次郎(つじよじろう)などの名工が出た。
かみがや‐つり【紙蚊帳吊】
カヤツリグサ科の多年草。高さ2〜3メートル。茎は三角柱で、葉は鱗片(りんぺん)状。夏、茎の先に枝を広げ、淡褐色の花をつける。東ヨーロッパ・アフリカに分布。昔、エジプトで茎から紙を作った。観賞用に...
かみ‐しも【上下】
1 かみと、しも。うえの部分と、したの部分。身分の上位と下位、川上と川下、上半身と下半身、舞台の上手と下手、上の句と下の句など。「大井川かはのしがらみ—に千鳥しば鳴く夜ぞふけにける」〈夫木・一七...
かむろ‐さん【神室山】
秋田県湯沢市と山形県新庄市・最上郡金山町の境にある山。標高1365メートル。神室山地の主峰で、「みちのくの小アルプス」といわれる。山麓はブナの原生林。山岳信仰の山として知られる。栗駒国定公園の一部。
かむろ‐さんち【神室山地】
秋田・山形両県の境にある山地。主峰は神室山。栗駒国定公園の一部。
カメラ【camera】
《語源はラテン語で、部屋・箱の意。「キャメラ」とも》 1 写真を撮影する光学器械。スチールカメラ・映画カメラ・テレビカメラなど。「胃—」 2 判事の私室。→インカメラ審理
かも【賀茂/加茂】
謡曲。脇能物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。播磨(はりま)の室(むろ)の明神の神職が賀茂神社に参詣すると、御祖神(みおやのしん)と別雷神(わけいかずちのかみ)が現れ、神徳を説く。
かもだ‐みさき【蒲生田岬】
《「がもうだみさき」とも》徳島県南東部、阿南(あなん)市椿町にある岬。四国最東端に位置し、紀伊水道をはさんで和歌山県日ノ御埼に対する。東端に高さ48メートルの灯台がある。付近はアカウミガメの産卵...
かよい‐ぐち【通い口】
茶室で、亭主側が点茶(てんちゃ)・炭点前(すみてまえ)以外の用事で席内へ出入りする口。給仕口。禿口(かむろぐち)。