かんぷ‐しゅと【官符衆徒】
室町時代、奈良興福寺の衆徒の代表機関である衆中(20名)のこと。官符によって任命される興福寺別当・権別当・三綱の被官であったところからいう。寺中の兵力の中心であった。
かんぺい‐しゃ【官幣社】
古くは神祇官から、明治以降は皇室から幣帛を奉った、社格の高い神社。大社・中社・小社・別格官幣社の別があった。皇室崇敬の神社や天皇・皇族・忠臣などを祭る神社が多い。昭和21年(1946)廃止。→国幣社
かん‐ぼう【官房】
《(ドイツ)Kammer》行政機関の内局の一。内閣・府・省などに置かれ、機密・人事・文書・統計などの事務を取り扱う。絶対王政時代のドイツで、君主の側近に仕える重臣が執務した小室に由来。
かん‐ぼう【監房/檻房】
刑務所や拘置所などの刑事施設で、受刑者・被疑者・被告人などを入れておく部屋。監獄法の改廃に伴い、現在は「居室」と呼ばれる。
かんもんにっき【看聞日記】
室町時代、後崇光院(ごすこういん)の日記。応永23〜文安5年(1416〜48)の日記41巻と応永15年(1408)の御幸記1巻、別記1巻、目録1巻の計44巻。当時の宮廷・幕府・世俗の出来事などを...
かんり‐びようし【管理美容師】
美容院や美容室など美容業を行う施設を衛生的に管理する美容師。美容師法により、美容師が常時2名以上勤務する施設に置くことが義務づけられている。資格取得の条件は、美容師免許取得後3年以上業務に従事し...
かんり‐りようし【管理理容師】
床屋・理髪店・理容室など理容業を行う施設を衛生的に管理する理容師。理容師法により、理容師が常時2名以上勤務する施設に置くことが義務づけられている。資格取得の条件は、理容師免許取得後3年以上業務に...
かん‐れい【管領】
1 室町幕府の職名。将軍を補佐して政務を総轄した。初め執事といい、貞治元年(1362)斯波義将(しばよしまさ)以後この名がある。室町中期以後は斯波・細川・畠山の三氏が交代で就任したので三管領とい...
カーサ‐ロッカ‐ピッコロ【Casa Rocca Piccola】
マルタの首都バレッタにある邸宅。16世紀に貴族の館として建造。当時の貴族の生活を伝える食堂、寝室、礼拝堂、第二次大戦中に使われた防空壕(ごう)などが一般公開されている。
カーテン【curtain】
1 窓を覆ったり、室内・屋内の空間を仕切ったりするためにつるす布。窓掛け。 2 舞台の幕。 3 お互いの交流・交通を遮る物。「鉄の—」