どくしょ‐はじめ【読書始(め)】
1 皇族や貴族の子弟が、初めて孝経などの読み方を授けられる儀式。御書始め。ふみはじめ。 2 宮中・将軍家などの新年行事の一。その年初めて書物を読む儀式。読み始め。
どくしょめいげん‐の‐ぎ【読書鳴弦の儀】
宮中で皇子誕生後7日の間、御湯殿の儀式の際に湯殿の外で漢籍の前途奉祝の文を読み、弓の弦を引き鳴らす儀式。
ど・する【度する】
[動サ変][文]ど・す[サ変] 1 道理を言い聞かせて理解させる。納得させる。→度し難い 2 仏が悟りの境地に導く。済度する。「菩薩、道(だう)を成(じゃう)じ給はん時に先づ我を—・し給へ」〈今...
ない【内】
[音]ナイ(呉) ダイ(漢) [訓]うち [学習漢字]2年 〈ナイ〉 1 ある範囲のうちがわ。「内外・内臓・内部・内面・内容/案内・以内・屋内・管内・圏内・構内・国内・車内・体内・町内」 2 ...
ない‐えん【内宴】
1 内々の宴。内部の者だけで催す宴。 2 平安時代、宮中で行われた内々の公事(くじ)。正月20日ごろの子(ね)の日に仁寿殿(じじゅうでん)南廂(みなみびさし)に天皇が出御、公卿以下文人を召して詩...
ない‐かん【内官】
1 律令制で、在京の官吏。京官。⇔外官(げかん)。 2 宮中に奉仕する官吏。
ない‐きょうぼう【内教坊】
奈良・平安時代、宮中で舞姫をおいて女楽・踏歌などを教え練習させた所。坊家(ぼうけ)。
ない‐ぐぶ【内供奉】
宮中の内道場に奉仕し、御斎会(ごさいえ)のときに読師(どくし)を、または天皇の夜居(よい)を勤めた僧職。十禅師の兼職で、諸国より高僧が選抜された。内供。供奉。
ない‐しょうでん【内昇殿】
宮中の清涼殿の殿上(てんじょう)の間(ま)に昇ることを許されること。うちの昇殿。
ない‐じゅ【内豎】
1 古代中国、周代の官名。宮中の雑役に服したわらべ。 2 奈良・平安時代、宮中の行事や日常の雑事の処理に召し使われた者。少年が多い。