よ・せる【寄せる】
[動サ下一][文]よ・す[サ下二] 1 近づく。寄る。また、攻めて近くに迫る。「波が岸辺に—・せる」「敵勢が—・せて来る」 2 (普通「よせてもらう」「よせていただく」の形で)訪問する意のへりく...
よそ・う【寄ふ/比ふ】
[動ハ下二]「よそえる」の文語形。
よそえ【寄へ/比へ】
なぞらえること。たとえること。比較。「折りに合はぬ—どもなれど」〈源・野分〉
よそえ‐もの【寄へ物】
なぞらえるもの。たとえるもの。「『これもよい—がござる』『何によそゆるぞ』」〈虎寛狂・萩大名〉
よそ・える【寄える/比える】
[動ア下一][文]よそ・ふ[ハ下二] 1 他の物事にたとえる。なぞらえる。「人の一生を旅に—・える」 2 ことよせる。かこつける。口実にする。「付き合いに—・えて酒を飲む」 3 関係があるとする...
よそ・る【寄る】
[動ラ四] 1 自然に引き寄せられる。「荒山も人し寄すれば—・るとぞいふ」〈万・三三〇五〉 2 波が打ち寄せられる。寄せる。「白波の—・る浜辺に別れなばいともすべなみ八度袖振る」〈万・四三七九〉...
よっ‐かか・る【寄っ掛(か)る】
[動ラ五(四)]「よりかかる」の音変化。「柱に—・る」
寄(よ)って集(たか)って
大勢が寄り集まって。みんなで。「—いじめる」
寄(よ)らば大樹(たいじゅ)の陰(かげ)
身を寄せるならば、大木の下が安全である。同じ頼るならば、勢力のある人のほうがよいというたとえ。
より【寄り】
1 ある方向・場所などに近づいて位置すること。また、その位置。「新ビルが駅—に建つ」「北—の風」「右—の思想」 2 人などが集まること。また、その集まりぐあい。「人の—がいい」 3 できものなど...