ころび‐ね【転び寝】
1 着たままで床を取らずに寝ること。ごろね。うたたね。かりね。 2 男女がひそかに肉体関係をもつこと。私通。「不斗(ふと)した生麦の—からひに増し御恩が深くなり」〈和田定節・春雨文庫〉
ごろ‐ね【転寝】
[名](スル)寝るしたくをしないで、そのまま横になって寝ること。ころびね。「疲れてソファーで—する」
さ・ぬ【さ寝】
[動ナ下二]寝る。特に、男女が共寝する。「—・ねむとは吾(あれ)は思へど」〈記・中・歌謡〉
さ‐ね【さ寝】
《動詞「さぬ」の連用形から》寝ること。特に、男女が共寝すること。「まかなしみ—に我(わ)は行く鎌倉の水無瀬川(みなのせがは)に潮満つなむか」〈万・三三六六〉
さね‐さ・ぬ【さ寝さ寝】
[動ナ下二]たびたび寝る。特に、共寝をたび重ねる。「川上の根白高萱あやにあやに—・ねてこそ言(こと)に出にしか」〈万・三四九七〉
ざこ‐ね【雑魚寝/雑居寝】
[名](スル) 1 大勢の人が雑然と入り交じって寝ること。 2 節分の夜などに、村の老若男女が神社などに集まって共寝した風習。《季 冬》
しき‐ね【敷き寝/蓐】
下に敷いて寝ること。また、その敷いた物。「宝船(=ノ絵)を—にして」〈浮・永代蔵・四〉
しゅう‐しん【就寝】
[名](スル)眠りにつくこと。寝ること。「毎晩一〇時には—する」
しん【寝】
ねること。また、ねどこ。「—に就く」
しん【寝〔寢〕】
[常用漢字] [音]シン(呉)(漢) [訓]ねる ねかす 〈シン〉 1 ねる。ねること。「寝具・寝室・寝所・寝食/就寝」 2 奥座敷。奥御殿。「寝殿/正寝」 〈ね〉「寝床・寝技/早寝・昼寝」...