ご‐たち【御達】
《「ご」は婦人の敬称》 1 身分ある女性たちを敬っていう語。ご婦人がた。「粥(かゆ)の木引き隠して、家の—、女房などのうかがふを」〈枕・三〉 2 宮中・貴族の家に仕える上級の女房たちを敬っていう...
ご‐や【後夜】
六時の一。寅(とら)の刻。夜半から夜明け前のころ。現在の午前4時ごろ。また、その時に行う勤行(ごんぎょう)。夜明け前の勤行。「—など果てて、少しうちやすみたる寝耳に」〈枕・一二〇〉
ごろ‐ね【転寝】
[名](スル)寝るしたくをしないで、そのまま横になって寝ること。ころびね。「疲れてソファーで—する」
さいねん【西念】
平凡な僧をさす通り名。西念坊。「—はもう寝た里を鉢たたき/蕪村」
さか‐うち【逆撃ち】
主として飛行機に対する射撃方法。あおむけに寝た姿勢で撃つ。
さきくさ‐の【三枝の】
[枕]枝が三つに分かれているところから「三つ」に、また、3本のまん中という意で「なか」にかかる。「—中にを寝むと」〈万・九〇四〉 「—三つば四つばの中に殿づくりせりや」〈催馬楽・この殿は〉
さきたけ‐の【割き竹の】
[枕] 1 割った竹は、互いに後ろ向きになるところから、「背向(そがひ)」にかかる。「—背向に寝しく今し悔(くや)しも」〈万・一四一二〉 2 割った竹はしないたわむところから、「とをを」にかかる...
さく【簀】
1 簀(す)の子。す。 2 竹や木を編んで作った敷物。主に寝台の上に敷く。たかむしろ。
さくていき【作庭記】
鎌倉時代の造園書。1巻。著者・成立年とも未詳。寝殿造りの建物に付属する庭園のつくり方を述べた、日本最初の造園書。
ささ‐の‐いお【笹の庵】
笹の葉で屋根をふいた小屋。草庵。ささのいおり。「かりそめと思ふ旅寝の—も夜や長からん霧の置きそふ」〈玉葉集・旅〉