とき‐つ‐かぜ【時つ風】
[連語] 1 ほどよいころに吹く風。時節にかなった風。順風。「—おだやかに吹て万民太平を楽しみ」〈露伴・寝耳鉄砲〉 2 潮の満ちる時刻になると吹く風。「—吹くべくなりぬ香椎潟(かしひがた)潮干...
とぎ【伽】
1 退屈をなぐさめるために話し相手をすること。また、その人。「老人の—をする」 2 病人の世話をすること。看病。 3 通夜。「明(あく)る日一晩お—をして」〈木下尚江・良人の自白〉 4 「御伽衆...
と・く
[連語]《接続助詞「て」に動詞「お(置)く」の付いた「ておく」の音変化》 1 あらかじめその動作を済ませておく意を表す。「出発前に注意し—・く」 2 その状態を続ける意を表す。「そのまま寝かし—...
とこ【床】
1 寝るために設けるところ。布団などの寝具を調えた場所。また、その布団など。ねどこ。「—を延べる」「—を取る」「病の—」 2 男女の共寝。「—あしらい」 3 地面より少し高くなっていて、板などを...
とこ‐あげ【床上げ】
[名](スル)大病や出産のあと、体力が回復して寝ていた床をかたづけること。また、その祝い。床払い。「全快して—する」
とこ‐いり【床入り】
[名](スル)寝床に入ること。特に、婚礼の夜、新夫婦が初めて同じ床で寝ること。
とこ‐さかずき【床杯/床盃】
婚礼の夜、新夫婦が寝室で杯を取り交わす儀式。
とこ‐なか【床中】
寝床のなか。寝床の中央。「枕よりあとより恋のせめ来ればせむかた無みぞ—にをる」〈古今・雑体〉
床(とこ)に就(つ)・く
1 寝床に入る。就寝する。「毎晩早く—・く」 2 病気になって寝る。「熱を出して—・く」
とこ‐ばなれ【床離れ】
[名](スル) 1 目がさめて寝床から起き出ること。起床。「—がいい」 2 夫婦が共寝をしなくなること。愛情がさめ離婚状態になること。〈和英語林集成〉 3 病気が治って床から離れること。「半年ぶ...